ども、資格試験が趣味のオクラです。
筆記試験、合格おめでとうございます!
次はいよいよ技能試験ですね〜
でも、
そもそも技能試験って何するの?
とわからなくて困っていませんか。
そんな電工初心者のあなたのために技能試験に向けてやるべき準備をまとめまてみました。
本記事で紹介するのは次の3つ。
- 技能試験の概要
- 工具の買い方
- 練習用材料セットの買い方
文系ド素人だけど一発合格することができたワタシの経験からの情報です。
技能試験の準備をはじめたいけど、
技能試験ってどんな試験?
どんな工具が必要?
練習用の材料はどうする?
というあなたは参考にどうぞ。
技能試験の概要
まずは最初の準備、
技能試験って何するの?
を知ることからはじめますね。
技能試験はその名の通り「実際の技能」つまり「実技」が試される試験。
筆記試験はペーパー試験でしたが技能試験は「本当にやってみる試験」となります。
何をやるかというと、
出題された配線図どおりに電線やコンセント、スイッチなどを組み立てる作業
になります。
具体的には下記のような流れで技能試験本番が実施されます。
step.1
事前に公開された候補問題13問の中から任意の1問が出題
step.2
問題には単線図(配線の図面)と施工条件(組み立てる条件)が記載されている
step.3
問題どおりに、実際に配線の組み立てをする
step.4
制限時間内に欠陥のない状態で組み立てが完了できれば合格!
13問のうちどの問題が出題されるかは試験本番までわかりません。
また会場によって問題は異なります。
技能試験に関する注意事項として、
- 材料類は試験当日に配布
- 道具は自前で用意
- 制限時間は40分、時間内に完成しないと不合格
- 遅刻すると受験できない
があります。
未完成は不合格なので、スピードと正確さが求められる試験と言えます。
合否は試験当日に決められるのではなく、後日郵送にて通知されます(合格通知は約1カ月後)。
技能試験の受験体験記
試験本番の様子はこちらの記事で紹介しています。
参考にどうぞ。
工具の買い方
試験の概要がわかれば、次に工具を買いましょう。
でも何を買ったらいいのか分かりませんよね。
ワタシはHOZAN(ホーザン)という会社のDK-28という工具セットを購入しました。
HOZANの工具セットがおすすめ
初心者さんはこのDK-28にしておけば間違いはありません。
DK-28をおすすめする一番の理由は、
VVFストリッパーがセットになっているから。
VVFストリッパーというのは電線の被覆を簡単に剥くことができる便利な道具。
さらにこれひとつで「曲げる、切る、長さを計る」もできる超優れもの。
あるのとないのとでは圧倒的に作業時間に差が出ます。
一番使う道具です!
実はVVFストリッパーは指定工具には入っていません。
指定工具というのは、電気技術者試験センターが定めた技能試験で使う最低限必要な道具7点のこと。
<指定工具>
- ペンチ
- ドライバー
- 電工ナイフ
- スケール
- ウォーターポンププライヤ
- リングスリーブ用圧着工具
- メジャー
技能試験での問題を完成させるのにとりあえずこの7つさえあればなんとかなるという工具なんですが、VVFストリッパーは含まれていません。
なのでVVFストリッパーが無くても技能試験に対応はできます。
でも初心者さんにはVVFストリッパーは絶対に必要。
というか、電工素人さんはVVFストリッパーがないと合格できません。
なので、どの工具セットにするか迷ったらVVFストリッパーがあるものにしましょう。
工具類をひとつずつ買い揃えてもいいんですが、セットで買うのが楽ちんで便利。
工具セットはHOZAN以外のメーカーからも発売されていますが、HOZANのものを購入するのが良いかと思います。
HOZANをおすすめする理由は、
- 一番有名
- 有名なのでメルカリで売りやすい
- HOZANのYouTube動画が優秀過ぎる
となります。
DK-28を紹介した記事はこちらです。参考にどうぞ。
中古品はやめましょう
安い道具を買いそろえるとか、中古品とかはやめましょう。
道具の不具合のせいで不合格となることもあるそうです。
技能試験は正確さとスピードが求められます。
切れが悪いペンチとか、硬すぎる圧着工具とか、中古や安物にはリスクがあります。
合格のためには有名メーカーの工具を新品で購入するのがいいかと思います。
練習用セットの買い方
工具を買ったら次の準備は練習用の材料セットの購入です。
合格するためには練習用の材料セットは必須です。
これがないと候補問題を練習することができません。
そして練習しないと不合格は確実。
1回分が賢い買い方
材料セットというのは、候補問題13問を実際に組み立てるために必要な部材と電線類が一式まとめられた商品です。
解説DVDや不明点を質問できるサービスなどが付録で付いているものもあります。
材料セットは色んな会社から発売されています。
有名なのは次の3社でしょうか。
- HOZAN
- モズシリーズ
- 準備万端シリーズ
入っている材料類はどの会社のでも基本的に同じです。
付属している電線の量によって何回練習できるか、1回分、2回分、3回分のセットがあります。
何回分を買えばいいか悩みどころかもしれませんが・・・
正直、1回分で大丈夫です♪
なぜならば、1回で足りないなと思ったら追加で買い足すことが可能だから。
また必要な電線を必要な長さだけ購入できるバラ売りのサービスもあります。
電線類はホームセンターやメルカリでも購入することもできます。
自分のニーズに合ったものを買う
各社での違いは、サポートがあるとか、動画が充実しているとか付録部分での違いになります。
それぞれの違いや特徴はこちらの記事にまとめています。
あなたにとって必要なものがセットになっているか記事を読めば分かります。
自分のニーズに合ったものを選ぶための参考にしてください。
ちなみにワタシは準備万端シリーズにしました。
レビュー記事はこちらです。
どれにするか迷ったら、全部入りの準備万端がおすすめです。
参考書を買う(買わない)
道具も練習用材料もそろったら、参考書の準備を考えましょう。
ワタシは『ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士技能試験 すい~っと合格』というテキストを購入しました。
でも振り返ってみると参考書は別に買わなくても大丈夫だったなぁ~と後悔しています。
必要な情報はネットにある
なぜなら参考書で得られる情報は全て材料セットの付録やネットやYouTubeで得ることができるからです。
ネットで得られる技能試験突破のためのお役立ち情報は、
HOZAN社の『第二種電工試験の虎』(YouTubeまたはHOZANのホームページにて配信中)
がすごく充実してわかりやすいのでおすすめです。
一方、紙である参考書のいいところとしては、
- 組み立ての手順が写真付きでわかりやすい
- 完成写真があるのでゴールをイメージできる
- どんな欠陥があるのか写真付きでまとめられている
- 複線図練習帳の付録あり
- 基本作業解説DVD動画の付録あり
などとなります。
でも、同じような資料が練習用セットに付属している場合があります。
そもそも、組み立て手順は写真を見てやるよりネットの動画を見る方がはるかにわかりやすいですしねぇ。
それに今時DVDって古臭いですよ~。
DVDだと実際に作業しながらがやりにくい!
(TVを見ながらリモコンで一時停止とかするのがめんどくさい。)
現在はQRコードをスマホでかざせば動画が見られるようになっています。
タブレットやスマホを目の前に置いてやるほうがはかどります。
ということで参考書は無くても勉強できるので不要です。
ただし、
- 写真を見ながらの方がやりやすい
- ネットで動画を視聴する環境がない
などといった理由があれば参考書を購入する方がいいかもしれません。
まとめ
第2種電気工事士、技能試験突破に向けてする準備についてまとめます。
- 技能試験は実際にやってみる試験、スピードと正確さが求められます
- 工具セットはVVFストリッパーのあるものを
- 材料セットは1回分を、もっと練習したければ追加購入
・・・これで技能試験へ向けての準備は完了。
あとは練習あるのみです。
合格目指して頑張ってくださいね♪
技能試験の独学勉強法
技能試験に一発合格するための独学勉強法です。
準備以降の候補問題の練習についても解説しています。