ブロードバンドセキュリティ(4398)がSBI証券にて当選しました
ども、オクラです。
な~んの期待もなく、SBI証券さんのIPO当選状況を確認すると・・・
なんと、ブロードバンドセキュリティ(4398)が当選してました!
ワタシがIPO投資を始めてから3年弱、SBI証券さんで初の当選です。
(過去に1度だけ、公募割れしそうな銘柄が補欠当選したことがありましたがその時は辞退しました。)
今回は、IPOポイントを使用しての当選です。
3年弱かかって貯めたIPOポイントを147P使いました。購入希望株数は400株でしたが、100株の当選です。
う~ん、むちゃうれしい!やった~!
ありがとう、SBI証券さん!
SBI証券はIPOが当たらない証券会社だと思ってた
ワタシ的には、SBI証券は野村証券とともにIPOが当たらない2大証券会社でした・・・
野村證券でスプリックス(7030)が当選したときにも書いたんですが、以下のような理由なんです。
SBI証券
理由:資金が豊富なお金持ちに有利な抽選システムだから当たらない
SBI証券のIPOシステムは大きな2つの特徴があります。
- 抽選にはずれるたびにIPOポイントが1P貯まる。貯まったIPOポイントを使うと当選確率がアップする。
- 申込み株数が増えると抽選回数も増える。申込み株数が多い人が有利だが、その分軍資金も必要。
SBI証券のIPOは申込時は資金不要ですが抽選時に購入希望株数に応じた資金が必要です。例えば1000株購入希望としていても、資金が500株分しかない場合は500株分で抽選処理されます。
そして、抽選にはずれると1銘柄に付きポイントが1Pもらえます。そのポイントをタップリためて使うと当選確率がアップします。(真相は不明だが確実に当選するためには300~400ポイント必要だそうです。つまりそれだけはずれないといけません。数年がかりです。)
もう一つの特徴は、SBI証券のIPO抽選は申込み希望株数が多ければ多いほど当選確率が大きくなるシステムです。申し込み株数分資金が必要なので、お金持ちほど有利です。なので、いつも最低単元数の100株程度しか申し込めないワタシは永遠に当選することのない証券会社・・・だと思っていました。
300ポイントためてSBIでIPO当てるぞー、とポイント目当てでこまめに申し込んでたんです。
あっ、もう1つ重要なことがあります。
IPO申込み時にIPOポイントを使用してはずれた場合なんですが、
ハズレたら、使用したIPOポイントは戻ってきます!
なのでワタシのSBI証券さんでのIPO戦略は、ポイント目当てでこまめに申し込む。なおかつ、購入してもいいなあ、枚数が多くて当選確率も大きそうだなあと思う銘柄の場合は積極的にIPOポイントを使用して申込みをする、です。
また、そういう場合は軍資金のMAXまで申し込み希望枚数を増やすようにしています。今回のブロードバンドセキュリティは売り出し価格が750円と軍資金の乏しいワタシにはやさしいお値段だったんで400株で申し込むことができました。
野村證券
理由:競争率が高いから当たらない
申込時も抽選時も資金不要という素晴らしい証券口座、そして野村證券は日本で一番大きな証券会社、口座数も当然多い。
だから競争率が高い、なのでぜんぜん当たらない!と思ってたけど、6月にスプリックス(7030)が当選しました。
この記事読んでるみなさ~ん、
SBI証券さんも野村證券さんも、ちゃんとIPO当選しますよ~。
IPOに当選する秘訣、それは
とにかくこまめにコツコツ申し込む
です。
そして、さらにもうひとつの秘訣は
割当て株数の多い主幹事から申し込む
です。
SBI証券さんは主幹事引受実績も多いです。2017年だと全IPOが90社でそのうちの8社が主幹事です。2018年は現時点ですでに7社の主幹事をつとめています。
今までIPO当たらない証券会社だと思ってたけど・・・
ごめんねSBI証券さん、君のこと誤解してたみたい。
ブロードバンドセキュリティ(4398)ってどんな会社
毎度のことながら、目論見書なんて全然読まずに抽選申し込みしているんでブロードバンドセキュリティがどんな会社が全然知りません。
さらっと目論見書を流し読みしてまとめてみましたよ。
ブロードバンドセキュリティさんは情報漏洩リスクから企業を守るセキュリティサービス会社です。
顧客は大企業を中心とした民間企業および官公庁等となっています。
提供するサービスは大きく分類して3つ
1、セキュリティ監査・コンサルティングサービス
・セキュリティ監査:クレジットカードデータを取り扱っている企業に対するセキュリティ監査。クレジットカード業界におけるグローバルセキュリティー基準であるPCI DSS準拠監査を通過するためのコンサルティング。
・コンサルティングサービス:企業のセキュリティ強化に向けた体制づくりやルール構築、システム支援等のコンサルティングサービス。
2、脆弱性診断サービス
・顧客が公開しているwebの脆弱性診断
3、情報漏洩IT対策サービス
・顧客企業の情報漏洩対策(予防、監視、発見、遮断等)のためのサービスを提供。
経営指標の推移
第16期 | 第17期 | 第18期 | |
決算年月 | 平成27年6月 | 平成28年6月 | 平成29年6月 |
売上高(百万円) | 2,322 | 2,690 | 3,067 |
経常利益(百万円) | △94 | 87 | 152 |
当期純利益(百万円) | △101 | 96 | 146 |
黒字化した第17期から第18期にかけて、売上高は114%、純利益は152%と順調に増加しています。
ちなみに、第19期の第3四半期時点での売上高は2,519百万円です。前年同期比では114%となっていますので、第19期の決算は増収確実でしょう。
売上高の内容を見ると、クレジットカード業界向けのセキュリティ監査・コンサルティングサービスが大きく伸びて業績を牽引しています。第18期(平成29年6月決算)の実績では、セキュリティ監査・コンサルティングサービスが前年同期比で160%と大きく増えています。第19期の第3四半期時点でも前年同期比で160%となっています。
これには、経済産業省主導でクレジットカード業界のセキュリティ強化を推し進めているという背景があるようです。
東京オリンピックにむけての国内クレジット決済サービスのセキュリティ強化対策です。
なのでブロードバンドセキュリティさんの売上高の上昇傾向は2020年までは続きそうです。
ブロードバンドセキュリティ(4398)の初値予想
今年のワタシのIPO、ブロードバンドセキュリティはラクスル、メルカリ、スプリックスに続いて4社目の当選です。
ここんとこみずほ証券さんが主幹事のIPOが続いていました。ブロードバンドセキュリティも主幹事がみずほ証券でした。みずほ証券さんからも申込んだんですが、そちらは落選していました。
ブロードバンドセキュリティさん、売り出し価格は750円です。
初値予想は、株価2,050円でどうですか。時価総額だと約80億円です。地合いもいまいちだしこれくらいが精一杯な感じがします。
2,050円だと売り出し価格の2.7倍です。利益は13万円なんでお小遣い的にはとっても嬉しい・・・(←あくまで予想ですが)。
なんか、2,000円を超えたらいっぱいいっぱいになって、ジワッと1,800円位まで落ちていきそうな感じが・・・
(ちなみに前回野村證券さんで当選したスプリックスは初値がびっくりするほど低かったのでそのままホールドしています。その後、少しずつ上昇中です。)
大株主にはSBI系の企業が2社います。合計で75%ほど保有していて90日または1.5倍のロックアップがかかっています。資本提携しているようなので実質的には親会社的な関係でしょうが、初値決定後の株価の動きに影響がありそうで気になります。
今回はホールドせずに初値で売るつもりです。1.5倍のロックアップ解除も気になるし、早く売ってしまわないと軍資金がさらに乏しくなるし~。
とりあえず、初値が予想を超えてどーんと上がって欲しいなあ。
(当記事は私見を含みます。投資は自己判断でお願いいたします。)