自宅のネット環境をメッシュWi-Fiにしました。
メッシュWi-Fiを構築するために導入した機器はTP-Link社のDecoというWi-Fiルーター。
メッシュWi-Fiにする前は「親機+中継機」という環境で、次の不満がありました。
- 宅内の電波強度にムラがある(弱いところがある)
- 手動でSSID(ネットワーク名)を切り替えないといけない
メッシュWi-Fiにしたら、
Wi-Fiが家中に飛んで快適!導入してよかった~[
と大満足。
本記事では下記について紹介します。
- メッシュWi-Fiにした理由
- Decoを選んだ理由
- メッシュWi-Fiにした感想(メリット・デメリット)
- メッシュWi-Fiがおすすめな人
特に「親機+中継機」という環境で、
「最適な電波帯に自動で切り替わらない〜!」
という不満がある人にはメッシュWi-Fiはすごくおすすめ。
メッシュWi-Fiを導入しようか考えているあなた、Decoに興味があるあなたは参考にどうぞ。
メッシュWi-Fiにした理由
メッシュWiFiにしようと思った理由は下記の2つ。
- SSID(ネットワーク名)の切り替えが少しめんどくさい
- メッシュWi-Fiへの「期待」と「あこがれ」
なんか便利そうだし、かっこよさそう~♪
ということでポッチってしまったわけなんです。
「親機+中継機」だと電波の切替が不安定
わが家は75平米ほどのマンションです。
縦長で南側にリビング、北側に小さな部屋と玄関というよくある間取り。
メッシュWiFiにする前の環境は一般的なwifiルーターでの「親機+中継器」という構成。
メッシュWi-Fiにするまでの環境は下図のようになります。
LD(リビングダイニング)の赤いアンテナが親機、廊下の赤いアンテナが中継器です。
メインのWi-Fi親機はリビングのテレビの裏に置いています。
中継器はコンセント直差しタイプなので廊下のコンセントに装着。
中継器を使う理由は、親機から遠い2つの部屋(間取り図の緑色のアンテナ)で電波が弱くなるからです。
2つの部屋は子供部屋です。
電波が届くか届かないかビミョーで扉を閉めたら電波が切れたりします。
電波がビミョーに届くので親機と中継機のSSIDを同じものにすると、子供部屋でも弱い親機の電波をつかんだままで不安定でした。
SSID(ネットワーク名)が複数あった
わが家では、ビミョーな電波の不安定さを解消するため、親機と中継機のSSIDを別名にして切り替えは手動でするようにしていました。
- 親機のSSIDは「ABCD-1」
- 中継器のSSIDは「ABCD-2」
みたいな感じでSSIDの末尾を「-1」「-2」として、切り替えていました。
子供らは、自分の部屋では「-2」、リビングでは「-1」を使います。
わたしも嫁さんもリビング周辺でしかスマホを使わないので電波を切り替えたりする必要はありませんでした。
なので親たちは不便を感じていたわけでもはありません。
子供たちはリビングから子供部屋への移動でSSIDの切替が必要なので少しめんどくさいようでした。
(切替を忘れてネットが途切れたりすることもありました)
SSIDをひとつにしたい
元の環境では、わが家にはSSIDが5つもありました。
親機と中継器で「-1」「-2」と切り分け、さらに2.4GHz帯と5GHz帯でも別々に名前を付けていました。
さらに中学校から支給されたタブレット用にゲストSSIDを作っていたので・・・
こんな感じ。
- ABCD-a1(親機の5GHz)
- ABCD-g1(親機の2.4GHz)
- ABCD-a2(中継機の5GHz)
- ABCD-g2(中継機の2.4GHz)
- ABCD-guest(ゲスト用)
最適な電波を手動で選択できるようにしたんですが、なんかダサいですよね。
「今、接続しているSSIDはどれだったかな?」と気になったりするのが嫌でした。
「ひとつのSSIDならスッキリするのに…」
「自動で最適な電波帯に切り替わってくれたら便利なのに…」
と、ちょっぴり不満でした。
メッシュWi-Fiのメリット
ビミョーに届くwifiの電波って厄介です。
最適な電波帯に切り替えるため、手動でSSIDを選択しなおさないといけないのでめんどくさい。
そんな不満を解消してくれるのがメッシュWi-Fiだったんです。
メッシュWi-Fiと「親機+中継機」の違い
メッシュWi-Fiとは名前のとおり、網目(メッシュ)のようにネットワークエリアを広げることができる仕組み。
複数台の機器を繋いでwifiエリアを拡張できます。
「親機+中継機」との違いは、
- より広いエリアをカバーできる
- 最適な接続先に自動で繋いでくれる
というのが大きなメリット。
中継機だと親機からの電波をただ単に中継するだけです。
メッシュWi-Fiの場合は、メインの装置がサブの装置をコントロールして最適なWi-Fi環境を構築してくれるんです。
スマート(賢い)ですよね〜♪
メッシュWi-Fiへの期待と憧れ
中継機を使っている時は、「親機↔中継機の切替がうまくいかない」という悩みがありました。
思い通りに切り替わらないので、SSIDを分けて手動で繋ぐ方法しかありませんでした。
わたしがメッシュWi-Fiに期待したのは、
「ひとつのSSIDで自動で最適な電波に切り替えて欲しい」
ということ。
「メッシュWi-Fi、いいな〜」と憧れていましたが・・・
導入コストが高くなるので我慢していました。
Decoを選んだ理由
便利でスマートなメッシュWi-Fですが価格が高いのがネックとなります。
普通のwifiルータで親機+中継器ならミドルクラスの機種で1万円くらい。
メッシュWi-Fiの機器なら最低でも2万円くらいは必要となるイメージでしょうか。
Decoはコスパ抜群
ところがTP-Link社のDecoM4RとM3Wのセットならびっくするほど安くメッシュWi-Fiの環境が手に入ります。
なんと10,000円以下でメッシュWi-Fiが手に入ります。
こんなに安いメッシュWi-Fi機器があるの、知りませんでした〜♪
Decoのホームページを見たり、価格コムのレビューを読んだりで2時間ほど悩みましたが・・・
安さが決め手で購入しました。
わたしが購入した2ユニットセットDecoM3は、DecoM4RとDecoM3Wがセットになっています。
DecoM4Rをメイン(親機)として使い、DecoM3Wをサテライト(中継器的な役割)として使います。
ちなみにDecoM3Wはコンセントに直差しできる省スペースタイプです。
Decoは導入設定が簡単
初期設定が簡単にできるというレビューが多かったのもDecoを購入した理由のひとつです。
実際、Decoの導入はすごく簡単でした。
Decoの設定はアプリからになります(というかアプリからしかできない)。
導入時の初期設定はウィザード形式になっているので、順に進めていけば完了します。
Decoの詳細設定もアプリで行います。
すべてスマホからできるのですごくお手軽です。
WPSのスタートもスマホのアプリからやります。
(※WPS:ボタンひとつで親機と子機の接続ができる機能)
なので、子機の設定をする際に「親機の設置場所まで行ってボタンを押す」という煩わしさがないのが便利でした。
(そもそもDecoにはWPSも含めてボタン類がありません。あるのはリセットボタンだけです。)
メッシュWi-Fiにした感想(良かった点)
メッシュWi-Fiした感想を一言でいうと「快適」。
快適すぎて、Wi-Fiが空気のような存在になりました。
空気のような存在ってどういうことかというと・・・
- SSIDがひとつでスッキリ
- 最適な電波帯に自動で切り替わる
- 家中に電波強度の強いWifiが飛び、安定して繋がる
なので、
「今どのSSIDに繋がってる?」とか「ちょっとWifiが不安定だな」とか思うことがなくなりました。
快適すぎてWifiを意識することが無くなったので、Wi-Fiが空気のような存在に・・・
最適な状態で繋がっているのが当たり前すぎて、快適とすら思わないほどの快適さです。
メッシュWi-Fiはこんな人におすすめ
わたしの経験から、メッシュWi-Fiを一番おすすめしたいのは、
親機と中継機との切替がうまく行かないあなたです。
以前のわが家のように、SSIDを分けて手動で切り替えている人には超絶オススメしたい。
家の広さで言うと、親機だけだとカバーしきれない中途半端な広さの人(75〜80平米のマンションなど)が該当します。
何度もしつこいですが、メッシュWi-Fiなら最適な電波帯に自動で切り変わるのですごく便利です。
メッシュWi-Fiで、Wi-Fiが空気になりますよ。
メッシュWi-Fiの良くない点
メッシュWifiのデメリット
メッシュWifiのデメリットは次のとおりです。
- 同じシリーズの機種が2台以上必要
- コストが高い
同じメッシュWifiの機器を使わないといけないので、既存の機器は利用できません。
また2台以上でないとメッシュWifiを構築することはできません。
複数台の機器を一度に購入するのでどうしてもコストが高くなりがちです。
ただし、Decoを利用することで比較的安価に導入することが可能です。
Decoのデメリット
Decoに関するデメリットは次になります。
- 細かな設定ができない
- LANポートが少ない
- 中華メーカー
細かな設定ができない
Decoはスマホアプリで設定が完結するのがすごく便利なんですが、逆に細かな設定がありません。
普通のWifiルーターだとwebの設定画面からかなり詳細な設定ができたりしますが、そういうのはありません。
細々といじくり回したい人には不向きです。
LANポートが少ない
DecoはLANポートが2つしかありません。
わたしが購入したのは一番下の機種ですが、上位機種でも全て2ポートです。
メイン機で使う場合は1つがWAN側になるので、LAN側は実質1つとなります。
LANポートを複数使いたい場合は別途ネットワークハブの導入が必要です。
家庭で使うなら安いので十分なので個人的にはそれほどデメリットは感じません。
コンセントが1つ増えてしまうのが少し残念ですが。
Decoは中華メーカー
Decoを製造・販売しているTP-Link社は中国の会社です。
中華メーカーに拒否反応がある人にはおすすめできません。
導入直後は不安定だった【わが家の場合】
Decoは価格コムやアマゾンのレビューを見てもすんなり導入できて、安定的に運用されている人がほとんどのようですが・・・
残念ながらわが家の環境ではなぜか不安定でした。
3日ほど試行錯誤しながら、最終的に快適な環境を手に入れることができました。
試行錯誤の様子はこちらの記事を御覧ください。
簡単にできるVDSL速度アップの方法
自宅マンションのネット環境(VDSL)を改善した時の記録です。
メッシュWi-Fi導入のついでに簡単にできるので参考にどうぞ。
まとめ
メッシュWi-Fiはすごく快適です。
SSIDが複数あると、「今どれに繋がってるのかな?」と確認したり、子供から「どれに繋いだらいい?」と聞かれたりすることがありました。
メッシュWi-FiはSSIDがひとつだけ、なので「どれに繋いだらいい?」なんてめんどくさくてかっこ悪いことは無くなりました。
メッシュWi-Fiだと最適な電波帯に自動で繋がります。
自宅や職場のWi-Fi環境に不満があるならメッシュWi-Fiを検討してみてください。
色んなメーカーからメッシュWi-Fi対応の機器が販売されています。
本記事で紹介したDecoなら安価にメッシュWi-Fiを構築することができるので、候補のひとつとして検討してみてくださいね。
↓マンションならコンセント直挿しタイプのこちらがおすすめ
↓2階建て、3階建ての一軒家はこちらのセットがおすすめ
追伸
DecoM3Wが度々不安定(熱暴走が原因?)になるのでDecoM5を2台追加購入しました。
現在はDecoM4R×1台、DecoM5×2台の構成となっています。
家中の電波が「強」でとても安定していますよ〜♪