SBIグループの仮想通貨取引サービス会社、「SBIバーチャル・カレンシーズ(SBIVC)」が営業を開始しました。先行予約で口座開設済みなんでさっそくログインしてみました。
ワタシは仮想通貨取引に関してはまったくのド素人なので、「SBIバーチャル・カレンシーズ」が使い勝手の良いサービスを提供しているかどうかの判断はできません。
なので、取引画面ってこんなだよーという紹介がメインです。興味がある方はご覧ください。
SBIバーチャル・カレンシーズ、6月4日より営業開始
ネットニュース見てたら、「SBI、今日から仮想通貨に参入」という記事がありました。
SBIホールディングスの完全子会社「SBIバーチャル・カレンシーズ」が仮想通貨事業に参入し、6月4日より、先行口座開設に申し込んでいた約2万人を対象に取引をはじめます。
まずはリップル(XRP)のみの取り扱いから開始します。7月からの一般口座での取引開始までに順次ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)の取引も行う予定とのこと。
先行予約で優先口座開設済み
ワタシは「SBIバーチャル・カレンシーズ」に先行口座開設予約してました。
申し込んだのは去年の10月の終わりです。そして、12月に優先口座開設の案内があり、手続を行ないました。それからもう半年以上たちます。
時間かかり過ぎですっかり忘れてましたよ。ネットニュース見て思い出しました。
SBIVCにログイン、各メニュー画面はシンプル
久しぶりにホームページにログインしてみると、なんか取引できるようになってます。
以前は「ご案内」的なトピックスの一覧が表示されてるだけだったので、すごく新鮮です。
ブラウザのタブのサイト名表示には「VCTRADE」って出てますね。
ホームメニュー
ホームメニュー、資産状況や持っている仮想通貨などの情報やお知らせがまとめて表示される
取引メニュー
取引メニューの画面はこんな感じ。日本円の金額指定での売買またはXRP数量指定での売買が選択できます。
もちろん、チャート表示もできます。でも移動平均線とか表示させたり、分析的なことは全くできません。
現在売買できるのはXRP(リップル)のみ
今のところ「銘柄選択」しても出てくるのはXRPだけです。順次取扱通貨が増えるとのことです。ビットコインやビットコインキャッシュも扱う計画だとアナウンスされています。
取引手数料は無料です。スプレッドがあるのでそれが実質的な取引コストです。スプレッドは業界最安値を目ざすそうです。
入出金メニュー
クイック入金、現在のところ入金は本人名義の住信SBIネット銀行のみです。住信SBIネット銀行の口座開設が必須です。
出金メニュー、出金には手数料がかかります。
住信SBIネット銀行なら51円(税込)、その他の金融機関なら出金額3万円未満で165円(税込)、3万円以上なら258円(税込)です。
口座情報メニュー
口座情報、過去の取引履歴がわかります。
まとめ:感想
取引画面について
取引画面は長く待たせた割にはしょぼいです。チャートもただ表示されるだけです。移動平均線とかぜんぜん出せません。
仮想通貨のトレード画面ってどこもこんなにシンプルなんですか?
スマホ用のアプリもまだないようです。
満を持してのはずなのに、そこはかとなく漂うやっつけ感・・・、そんな風に感じるのワタシだけでしょうか?
入金も住信SBIネット銀行オンリーだったり、仕様的にどうなのそれ?って思います。
取引パスワードについて
実際に入金して取引しようとしたんですが、「取引パスワード」が設定されてないので入金出来ませんでした。
どうやら順次送付中の住所確認用の郵便物に取引パスワードが記載されているようです。
よくあるご質問に、
「現住所確認」はいつ確認済になりますか?
簡易書留郵便でお送りする取引パスワードの入力が確認できたタイミングで確認済となります。
とありましたので。
<6月7日追記>
6月5日に簡易書留ではがきが届きました。取引パスワードかな、と思ったら、ただの「口座開設完了のお知らせ」でした。取引パスワードは別途、順次発送のようです。ややこしいなぁ・・・。
仮想通貨って今も盛り上がってるの?
去年の半ばごろから今年の初めごろはビットコインが爆騰中で、ニュースステーションでも「ビットコイン長者」が報道されたりと、仮想通貨がすごく盛り上がってました。
ところで今はどうなんですか?
「仮想通貨」の技術面にはすごく興味があります。でも、お金儲けとしての「仮想通貨」は興味ありません。
なので、仮想通貨の価格の状況がよくわかりません。相場的には盛り上がってるんでしょうか?
口座を開設したのは好奇心からです。「もしかしたら儲かるかも~」という下心も少しだけありますが。
正直、投資対象としての「仮想通貨」にはすごくあやうさを感じます。
でもブロックチェーンやスマートコントラクトというテクノロジーには将来性を感じます。
もちろん、技術的な面でも若干のあやうさや疑問も感じます。
例えば、
文書管理システムなんかで悪用されたら「改ざん不可能」という側面が逆に怖いとか、
ビットコインが発行量の上限に達したらマイニングする意味がなくなってシステムが停止するんじゃないのかという疑問とか、
スマートコントラクトに決済上の使用制限の機能を組み込むと脅迫的に使えたりするんでは・・・
なんて妄想してしまいます。
でもやっぱり、大きな可能性に未来を感じて、ワクワクしますね。好奇心がわいて、気持ちが盛り上がります。
社名について
バーチャルカレンシーズって社名が複数形なのに扱ってるの1通貨だけってのはちょっと変じゃないですか?
「仮想通貨=バーチャルカレンシー」というネーミングにもすごく違和感を感じます。
ワタシの中では、
「仮想通貨=クリプトカレンシー(Cryptocurrency:暗号通貨)」ってイメージになってるんですけど。
バーチャルだとそれこそ、
あやうい
感じがしてして、なんかイヤだ・・・
結論
SBIバーチャルカレンシーズ(SBIVC)ですが、発展途上な状態を残したままでの出発という感じがしました。(あくまで仮想通貨取引未経験者の意見です。)
取引画面や入金口座などは、ユーザからの要望を取り入れて徐々に整備されていくのではないでしょうか。
なんといっても天下のSBIグループですから、セキュリティ面での安心感は抜群です。
仮想通貨取引をする方は、持っておいて損はない口座だと思います。
とにかく、
営業開始おめでとうございます!
おまけ:おすすめビットコイン本
ビットコイン誕生の物語です。
サトシナカモトってほんとに正体不明で、初期のわずかな期間にメールのやり取りがあっただけなんですねぇ。
ビットコイナーにはリバタリアン(アメリカ的な自由主義)の精神を持つ人が多い。理想を追う人々の冒険物語にワクワクして一気読みしました。
ごく最近の実話なのに神話めいた力を感じるノンフィクション本です。