危険物乙4の合格率を疑え!本当の難易度は?受験してみた感想です。

投稿日:2018年4月10日 更新日:

火気厳禁

この記事はこんな人におすすめ

  • 危険物乙4の資格を取りたい人
  • 危険物乙4の合格率の低さに不安を感じている人
  • 危険物乙4は難しそうだとやる気をなくしてしまいそうな人

危険物取扱者乙種第4類(通称:危険物乙4)は危険物取扱者の中でもダントツに人気の資格です。なんと年間20万人以上が受験するそうです。

人気が高い理由は、アルバイトや就職・転職に有利で、手当や時給アップにもつながる資格だからなんです。

でも、どれくらい難しいんでしょうか?合格率が気になるところです。

危険物乙4の合格率、おおよそ30%前後しかありません。

「10人中3人しか合格しないなんて難しい!」そう不安に思う方も多いでしょう。

そんな合格率の低さを知って不安を感じてる人、やる気をなくしていしまいそうな人に、

危険物乙4はまじめに勉強すれば確実に合格できる資格

ということをお教えします。

危険物乙4の合格率は例年30%前後

危険物取扱者乙種4類(通称、危険物乙4)の合格率ってどれくらいなんでしょうか?

(一社)消防試験研究センターのホームページから、試験実施状況で合格率を見ることができます。

年度受験者数合格者数合格率
平成29年度210,41572,72034.6%
平成28年度215,76061,78928.6%
平成27年度271,23479,71829.4%

これ以前の合格率も閲覧できるんですが、だいたい例年30%前後のようです。

10人受験して3人しか合格しないので、けっこう難しい試験といえるんじゃないでしょうか。

これから受験を考えている人、不安ですよね~

危険物乙4って難易度高そうだな〜と、

この合格率の低さに不安を感じているあなた、

ハッキリ言わしてしてもらいます。

心配ご無用です!

その理由を説明します。

まじめな人だけの合格率はもっと高い

受験者数には合格する気のない受験生も含まれている

わたしが受験したときの体験談です。

試験会場のわたしの教室には60人程度の受験者がいました。

試験がはじまって退出可能時間を過ぎると(たしか35分経過後でした)、教室を出ていく人がゾロゾロ・・・結構な人数が試験を終えて教室を出ていきました。試験中なんでハッキリ数えたわけではないですが1/3近くが出ていったんじゃないでしょうか。

その後も退出する人が次々と・・・1時間以内に半数以上が教室から出ていったでしょうか。

その時は、「みんなもう終わったのか、すごいなぁ~」とけっこう焦りました。でも後で冷静に考えると1時間で終らせるのは無理があります。

危険物乙4の試験問題数は合計35問です。法令が15問、基礎物理学・基礎化学が10問、性質・火災予防・消火方法が10問です。

1時間で終わらせるには1問あたり120秒以下で読んで・考えて・解かないといけません。

見直しとか、マークシートのチェック間違いの確認とかしてたらもっと時間がないです。

まじめな受験生なら1時間では絶対無理なんです!

これはきっと、

「それほど合格する気がない人」や「あまり一生懸命ではない人」が多くいるんじゃあないでしょうか?

1時間以内に出て行った人たちのほとんどが、学校や職場からの指示で強制的に受けさせられた人、さらに受験料も自腹じゃない人・・・、合格することに理由やメリットを感じていない人達です!

(あくまで個人的な推測です。)

独断と偏見で実質合格率を算出

受験者数から「それほど合格する気がない人」を除いて、「勉強した人」だけの合格率を算出してみます。

まず、わたしの受験時の体験から受験者をグループ分けします。

グループA

退出時間を過ぎると早々に教室を出た人=「それほど合格する気がない人」

人数:60人中の約20人(全体の33%)

グループB

1時間以内に教室から出た人=「それほど合格する気がない人」+「あまり一生懸命ではない人」+「すごくスラスラ解いた優秀な人」

人数:60人中の約20人(全体の33%)

「それほど合格する気がない人」、「あまり一生懸命ではない人」「すごくスラスラ解いた優秀な人」はそれぞれ1/3ずつとします(全体の11%ずつ)

グループC

「いちおう勉強したのでまじめに試験を受けてる人」

人数:60人中の約20人(全体の33%)

実質合格率算出時には除外すべき人々

「それほど合格する気がない人」を除外します。

「それほど合格する気がない人」は最初から合格する気がありません。仕方なく受験に来たけど、さっさと帰りたい人たちです。もちろん勉強もしてません。

「それほど合格する気がない人」の全体の中の割合は、

グループA(全体の33%)+グループBのうちの「それほど合格する気がない人」(全体の11%)=全体の44%

ということで、全体の44%です。

実質合格率算出時に含める人々

除外すべき人々以外の受験者です。全体の56%です。

実質合格率はそこそこ高い

実質合格率を算出します。合格率が30%として、30÷56=0.53 なので~

実質合格率は53%です!

かなり強引に独断と偏見で実質合格率を出してみましたが、合格率5割という数字は受験経験者の実感に近い数字ではないでしょうか。

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危険物乙4の合格率が低い理由

もう少し詳しく合格率が低い理由を考えてみたいと思います。

合格率の低さのポイントは2点あると思います。

合格率の低さのポイント

  • 危険物乙4は年齢や学歴の制限などなく誰でも受けることが出来る資格だということ
  • 合格には3つの科目それぞれに60%の正答率が必要だということ

受験制限がなく誰でも受験可能

危険物乙4は受験制限がありません。年齢や学歴の制限などなく誰でも受験可能です。実際に小学生の合格者もいるくらいです。

誰でも受験可能なので、学校や職場で強制的に受けさせられている受験生も多いそうです。

実質合格率で説明したように、勉強しなかった人や合格する気がない人が多く受験しているということです。

3科目それぞれに60%の正答率が必要

もうひとつ合格率の低さのポイントがあります。

3科目それぞれに60%以上の正答率が必要だということです。

危険物乙4の試験内容は大きく次の3つの科目にわかれています。

  1. 物理学および化学(物理・化学)
  2. 危険物の性質とその火災予防および消火の方法(性質・消火)
  3. 危険物に関する法令(法令)

試験問題は、物理・化学が10問、性質・消火が10問、法令が15問と全35問になっています。

出題形式は5択になっており、60%以上の正答率で合格します。

注意しないといけないのは、それぞれの科目で60%以上の正答率が必要だということです。

例えば、物理・化学と性質・消火が満点でも法令が60%に達していなければ不合格となります。

まんべんなく点数が取れないと合格できないのです。

危険物乙4は各科目まんべんなく点が取れるように勉強する必要がある資格、つまりはまじめに勉強しないと絶対合格しない資格なんです。

受験者数が増える6月以降に合格率が下がる?

消防試験研究センターのホームページで過去の合格率を見ることが出来ます。年度ごとに月別の合格率も掲載されています。

少し面白い傾向があるようです。

合格率の傾向

4月、5月は受験者数が少なく合格率が高め

6月に受験者数が急増すると合格率が落ちる

平成30年度試験実施状況

受験者数(人)合格者数(人)合格率(%)
4月5,8982,93949.8
5月6,6172,91844.1
6月58,64721,82237.2
7月14,3785,57938.8

平成29年度試験実施状況

受験者数(人)合格者数(人)合格率(%)
4月5,1182,16542.3
5月6,7262,93043.6
6月60,14620,18433.6
7月19,2296,63234.5
8月7,8832,84936.1
9月6,8052,73140.1
10月28,43310,07235.4
11月46,99714,73831.4
12月14,7085,18935.3
1月14,3705,23036.4
2月29,3629,56832.6
3月16,8106,04035.9

4月・5月は学校では新学期が始まってすぐ、会社だと新年度を迎えてすぐになります。

4月・5月はそんなタイミングなので、学校や会社で強制的に受験させられる人は少ない時期だと思われます。

これは、合格する気のない人やまじめに勉強していない人が多くいると合格率が下がる、ということの証拠になるんじゃないでしょうか~。

危険物乙4の勉強法

危険物乙4に合格するためには、どんなふうに勉強すればいいんでしょうか?

答えは良いテキストをしっかりやりこんで、過去問題を何度も解くことです。

なので過去問題や模擬試験付きのテキスト、または予想問題集で勉強しましょう。

テキスト選びのコツは欲張ってページ数の多いものを選ばないことです。ページ数が多いと1冊終らせるのに時間がかかります。

それよりは、同じテキストを何度も繰り返したほうが良いです。

分からない箇所や理解が足りない箇所をしっかりと補っていくことが大切です。

わたしは模擬試験付きテキストを購入しました。本文は通読2回、総合問題は1回、模擬試験問題(3回分)を2回やりました。

学習期間は約1か月半、土日祝の休日のみ2~3時間勉強しました。合計約40時間ほどです。

実際に受験してみると、かなり難しく感じました。ギリギリで合格かなというのが試験後の感想です。

それでも結果は一発合格できました。もちろん、危険物の知識などないまったくの初心者です。

正答率は法令86%、物理・化学90%、性質・消火100%でしたので、「ダメだった」と思っても意外とできてたりしますよ(もちろん、まじめに勉強すればの話です)。

まとめ

危険物乙4は暗記あるのみの資格なので、まじめに勉強すればかならず合格します。

それなりに勉強すれば、それなりの確率で合格です。

あたりまえですが、勉強しないと絶対合格しません。

ただし、仕事で危険物を取り扱っていて、物理や化学の知識も十分にある理系出身者の人なら勉強しなくても楽勝でしょう。試験問題も30分あればさらっと解けると思います。

解答は選択式なので、完璧なレベルにまできっちり勉強したひとはスラスラ答えを出すことが出来ると思います。

試験会場を1時間以内に出て行った人の中にはそういう人達も少しはいたはずです。

でも、わたしも含めて、そうじゃない人がほとんどですよね。

合格率30%という数字で不安を感じているあなたは、まじめな人です。まじめだから不安なんです。

そして、まじめだから勉強すればかならず合格します。

合格率の低さに不安を感じているあなた、心配無用です。がんばってくださいね!

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