ども、資格取得が趣味のオクラです
宅建士にチャレンジしました。
今回、2回目の挑戦で無事合格できましたので勉強法を振り返ってみます。
良かった勉強法も悪かった勉強法もどちらも紹介。
あわせて試験経験者の立場から、宅建士の難しさとその対策のヒントについても紹介させていただきます。
これから宅建士の学習をはじめるあなたも、勉強中のあなたも参考にどうぞ。
良かった勉強法
まずはじめに良かった勉強法から。
次の2つがおすすめになります。
- 宅建過去問アプリ
- 簡単な(初心者用)参考書
宅建過去問アプリ
一番役に立った、やって良かった勉強法はスマホアプリです。
宅建過去問という名前のアプリ。
Tripsというところが制作しているみたいです。
宅建過去問
これで一問一答を何度も繰り返しました。
このアプリの良いところは次の2点。
- 分野を絞って繰り返しができる
- 間違えた問を繰り返せる
同じ分野の問題、類似の問題、間違えた問題を短時間に何度もループできるので記憶が捗ります。
スマホアプリなのでちょっとした空き時間を利用して勉強でき、知識の整理と暗記に大いに役立ちました。
ということで、このスマホアプリで勉強するメリットは以下の2つになります。
- 記憶が捗る
- スキ間時間でできる
あくまで個人的な感想ですが、合格できたのはこのアプリのおかげと言っていいほどです。
無料アプリなので、あらゆる人に自信を持っておすすめいたします。
初学者用のテキスト
参考書は本屋で何種類か見比べて、一番簡単そうなのを購入しました。
不動産や宅建士に関する知識はほとんどなかったので、簡単な初学者用のテキスト&問題集で勉強をはじめたのが良かったと思います。
宅建士の参考書は同じ出版社から何種類も発行されているくらい多種多様です。
実際に本屋で見比べて自分のレベルや好みにあったものにするのがおすすめの選び方。
色んな資格の勉強をしてきて、様々な参考書を使った経験からの参考書を選ぶ際のポイントは次の2つ。
- 人気がある
- 編集コンセプトが良い
人気がある参考書はまず、間違いがありません。
出版する側も「売れ続けたい」のでブラッシュアップして内容的に磨きがかかっていて、人気のあるテキストはほとんどがアタリです。
人気以外では、編集コンセプトが非常に大切です。
編集コンセプトとは合格のために何を目指しているか、どういう学習方針なのかということ、これがとても重要です。
大体、参考書の「はじめに」とか冒頭部分に書かれているので、納得・共感できる編集コンセプトか必ず一読してください。
上記はあくまで例ですが、根掘り葉掘り詳細に解説しているものより、頻出部分に絞り込んでいるテキストが良いテキストだと思います。
そして、できるだけ見やすく理解しやすいレイアウトと構成であればベストです。
出来れば大きな本屋さんで何点か見比べて購入するのがおすすめですが、無理ならAmazonで人気のあるものを買うのでもOKです。
ちなみに私が使用した参考書『合格のトリセツ』は、初心者用でページ数も少なく「繰り返し」の通読がしやすかったです。
ただし、全ての論点を網羅しているわけではないので、すべて理解してもギリギリ合格点にとどくかなという参考書です。
なので別途問題集や補足情報は必須です。
わからない個所や補強したい分野はネットやYouTubeでの勉強も必要となりますが、知識ほぼゼロからはじめる人にはハードルが低く、勉強が嫌にならない良いテキストだと思います。
悪かった勉強法
続いて悪かった勉強法の紹介です。
振り返ってみると結果的に効率が悪く時間の無駄だったといえる勉強になります。
過去問題集(分野別ではなく本試験と同じ形式)
本試験と同じ構成の50問の問題集です。
アマゾンでのレビューが良かったので購入したけど、結果的には時間のロスとなりました(2週間のロス)。
問題集自体はレビュー通りの良書ですが、私が使い方を間違えてしまいました。
こういう本試験と同じ構成の過去問は、合格点レベルに達している人が再確認と更なる得点力アップを目指すために、総仕上げ的にやるものだなあと反省しました。
もちろん合格点レベルの知識が身についた人がやればとても有用な問題集です。
逆に勉強途中で知識が未整理・未消化の人がやると時間の無駄となるのでご注意ください。
合格レベルに達していない人は分野別、傾向別になった問題集を何度も繰り返しやるのが鉄板だと反省。
じゃないと知識の整理や暗記が完成しませんので。
ちなみに、この小さな範囲での繰り返しは先に紹介した過去問アプリで実践しました。
そういえば、かつて簿記3級でも知識が身についていないのに予想問題集をやるという失敗をやらかした経験が。
・・・全然成長していませんね。
宅建士、難しさの理由と対策
無事に合格できましたので、宅建士の難しさについて考えてみたいと思います。
いろいろあると思いますが一番の理由は「整理しきれない」ということかと。
「覚えきれない」ではなく知識を「整理しきれない」のが難しくなるポイントです。
同じような論点が多く、知識が増えるにしたがって、他の知識とこんがらがってくるのが難しさのひとつではないでしょうか。
例えば消滅時効だと・・・。
まず権利に関する消滅時効、
次に契約不適合での消滅時効、
んで不法行為での消滅時効。
色んなシチュエーションでの消滅時効があることを理解しておく必要があります。
ただし、参考書はそれぞれ別々に記載されているので、ひととおり勉強した後で自分で俯瞰的にながめなおして「整理して理解する」をしないといけません。
「俯瞰的にながめなおす」これが大変。
というか勉強中の学力・知識力ではできません。
テキスト類もそういう風にはできていませんし。
さらにやっかいなのが、試験主催者(不動産適正取引推進機構さん)はこんがらがるところを「確実に」狙って出題してきます。
ゆえに中途半端な「知識を整理しきれていない」状態だとほぼ不正解となります。
難しさに対抗するための勉強のヒント
逆に言えば、出題者は未整理となりそうな部分を狙うので、「過去問」をやる事で整理すべき部分が分かります。
なので、
- 過去問を何度も繰り返す。
- 解説もしっかり読んで、なぜ間違えたかを理解する。
ことが、「俯瞰的にながめなおして」「知識を整理する」のに有効な勉強法となります。
また、「受験者が混乱する知識が出題される」ということを念頭に置いて学習を進めるのも対策のひとつになるかと思います。
宅建はご存じの通り最低合格点が決まっている資格ではありません。
宅建は受験者のレベルに合わせて相対的に合格点が決まります。
難易度の高い過去問を対策してレベルアップしてくる受験者に対して不動産適正取引推進機構さんは新パターンの問題で対抗してきたりします。
なのでこれからも難易度が下がることはなく、年々上がっていくと思われます。
実際、私は二回受験しましたが、どちらも前回までより格段に難しいと感じました。
受からない人は、何度受験しても不合格となることもあり得ますのでご注意ください。
まとめ
宅建士は毎年20万人以上が受験する人気の資格です。
不動産業界への就職や転職、スキルアップや業務で必要といった受験理由なので本気度の高い人ばかり。
合格率は15~18%と難易度も非常に高いです。
それだけに合格した時の達成感や喜びはとても大きく、またキャリアアップにもなる良資格です。
本記事を参考に効率的な勉強で、合格目指して頑張ってください♪