ども、資格取得が趣味のオクラです。
宅建士(宅地建物取引士資格試験)を受験しました。
独学でのチャレンジです。
宅建士の資格試験は非常に難易度の高いものでした。
本記事では受験当日の様子や難易度の感想を紹介します。
宅地建物取引士資格試験を受験する予定の方、これから勉強をはじめる方は参考にどうぞ。
宅建士、なめてかかってました
わたしはファイナンシャルプランナー2級を取得済みです。
ファイナンシャルプランナーと宅建士の学習範囲には重複する部分があります。
- 建築基準法
- 税金関係
- 相続
などがファイナンシャルプランナーで勉強済みの分野。
ということで多少前知識があることもあり、少しなめてかかっていました。
勉強を始めると、すごく難しかったです。
宅建士ではFPよりも深く細かな部分が出題されます。
特に建築基準法はFPよりも格段に詳細で複雑な知識が必要となります。
FP2級を受験した当日の記録、とっても難しい試験でした
ファイナンシャルプランナー2級の受験当日の記録です。試験は午前と午後にわかれており、お昼ごはんをはさんでの長丁場でした。試験会場の様子や試験内容の感想などの紹介です。
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勉強時間は100時間
なめてかかっていたので、勉強は7月はじめから開始しました。
試験日は10月中旬となります。
なので学習期間は3カ月半ほど。
勉強時間の合計は約100時間。
勉強時間の目安をググって調べると、300時間くらい必要というのが一般的なようです。
わたし的には「300時間も必要ない、100時間もあれば大丈夫だろう」とタカをくくっていましたが・・・
最終的に時間が足りず、とんでもない間違いだったと後悔しました。
受験会場は関西大学
受験日は2021年10月17日の日曜日、会場は関西大学でした。
わが家からは電車で1時間ほどの距離です。
会場へ向かう電車内でもしつこく勉強をしていました。
関西大学へ来るのは15年ぶりくらいです。
驚いたことに駅を降りてすぐの場所から関西大学への専用道ができていました。
エスカレータもあったりします。
バリアフリーの一環なんでしょうか・・・さすが名門私立大です。
宅建士は多くの受験生がいるので、受験会場は大学内の各棟に点在しているようです。
関西大学は広いので迷う人が多いのでしょうか、案内係の人が何人もいました。
わたしも自分の教室がもわからなくなってしまいました。
案内係の人に聞いてみると、今いる場所のさらに奥にある建物のようです。
教室へは集合時間ギリギリで到着。
焦りました。
大きな試験会場へは30分くらい余裕をもって出かけたほうがいいかと思います。
受験時の注意点
試験開始前に注意点の説明がありました。
受験票に書かれているのと同じような注意事項の説明です。
主なものは次になります。
- 電卓は使用不可
- 通信機能付きの時計も使用不可
- スマホや携帯は電源を切って専用の袋に入れて封印
大切なことがひとつ、宅建士の試験は、
途中退出不可
となります。
本試験はすごく難しい
13:00から試験開始です。
試験時間は120分。
権利関係(民法)は後回しにして、問15から解きはじめます。
権利関係から解きはじめない理由は下記の3つ。
- 自信がないのでテンションが下がる
- 問題文が難しいのでいきなり疲れてしまう
- 時間切れになる恐れがある
ちなみに宅建士の問題構成は下記のようになっています。
- 権利関係 問1~14(14問)
- 法令上の制限 問15~22(8問)
- 税その他 問23~25(3問)
- 宅建業法 問26~46(20問)
- 免除科目 問47~50(5問)
全50問の4択です。
「宅建業法」が得点源となります。
「宅建業法」は暗記中心で対応でき、かつ問題数が多いからです。
わたしも宅建業法を得点源にするつもりでしたが・・・
かなりやりこんだはずの項目に関する問題ができませんでした。
(具体的には35条書面と37条書面関係の問題)
得意だったはずの「税その他」もわからない問題があったり・・・
苦手な権利関係で得点源にするはずだった項目も不発。
(具体的には借地借家法と区分所有法)
なんか、むっちゃ難しいです。
ということで、見事に撃沈しました~。
自己採点の結果は・・・
直前にやった過去の本試験では最高35点でした(直近3回分しかやってませんが)。
LECの無料模試では38点でした。
なので何とかギリギリ合格できるかもと思って本番に臨みました。
が、すごく難しかったです。
なんか過去の本試験問題と比べて難しくなっている気がします。
過去問や通常の参考書では太刀打ちできない気が・・・
自己採点の結果は32点。
宅建士は合否を全体的な合格率で調整しているので何点以上で合格という基準点はありません。
例年35~37点が合格点となっているみたい。
32点だと不合格確実でしょう、トホホ。
どうしても合格したいなら独学以外も検討するべき
あなたがすでに受験経験があるならわかるかと思いますが、宅建は広く深く、細かい知識が必要。
混乱する論点が多く、出題者はそこを攻めてきますよね。
知識の理解と整理が必須だけど独学テキストでは限界ありです。
(わたしも詳しい人に教えてほしいと何度も思いました)
確実に取得したいならプロが教えてくれる通信講座や通学なども検討しほうがいいです。
おすすめは6カ月での取得が可能な通信教育大手のユーキャン。
短期合格できる良い仕組みは次のとおり。
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宅建士の難易度と難しさの理由
実際に受験してみた経験から、宅建士試験の難しさを要約すると、
うろ覚えでは正解できない問題になっている
ということが一番のポイントです。
具体的には次になります。
- とにかくひっかけが多い
- 論点が4つある4択
- 正誤の個数を答える問題
間違えやすい、混乱しやすいところを突いてくる意地悪な問題が多いんですよね〜。
難しすぎて、次のことを痛感しました。
宅建士合格には正確な知識が必要、なので勉強時間はたっぷり必要。
余裕を持ったスケジュールで勉強をスタートした方がいい!
まとめ
宅建士は勉強内容の範囲が広いです。
そして中途半端な知識では通用しない問題が多くあります。
少し前知識がある場合でも200時間、まったくの初学者なら本当に300時間は必要かもしれません。
時間的に融通の利かない社会人の場合、余裕をもって勉強開始したほうがいいでしょう。
宅建士なんて簡単だろと考えているあなた、宅建士はなめたらあかん試験でしたよ。
ということで、多分来年もチャレンジすることになると思います。
来年は必ずリベンジするぞ〜!
<追記 2022/10/18>
2回目のチャレンジをしてきました。
解答速報での自己採点の結果は・・・
38点!
合格ラインに到達している・・・のかな♪
管理業務主任者をダブル受験
どれだけ宅建士をなめてるんだ~と言われそうですが、管理業務主任者をダブル受験しました。
結果は・・・
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