危険物乙4の試験に不合格となったあなた、すっかり自信をなくしていませんか。
「自分は頭が悪いのかな、勉強の才能がないのかな・・・」
いいえ、そんなことはありません。
危険物乙4に落ちたのは、頭が悪いからでも才能がないからでもないんです。
資格試験に受からない人の多くは共通する間違いをしています。
間違った考え方と間違った取り組み方です。
きっとあなたもそれらの間違いをしているのではないでしょうか。
この記事では次のような悩みにお答えします。
「落ちたけど原因がわからない」
「合格したいけど勉強のコツがわからない」
本記事を参考に、正しい考え方、正しい取り組み方でチャレンジし直してみてはどうでしょうか。
次に受かるのは思った以上に簡単ですよ♪
次の合格のためにすることは3つ

わたしは危険物取扱者乙4を独学で勉強して、運よく一発合格することができました。
危険物乙4以外にもいくつかの資格にチャレンジしています。
(一発で受かったのもあれば、再受験で合格となった資格もあります)
資格の勉強をつづけた経験から言えるのですが、考え方や取り組み方を間違えると合格が遠ざかってしまいます(何度も落ちるということもありえます)。
合格するためにやることは次の3つです。
- 資格に対する正しい考え方を持つ
- 正しい取り組み方で勉強する
- 正しいタイミングで次の試験に申し込む
本記事ではこれら3つのポイントについて説明させてもらいます。
あわせて、お手軽なモチベーションアップの方法も紹介させていただきます。
次の合格への参考にどうぞ。
正しい考え方を持つ

危険物乙4は簡単な資格?
あなたは「危険物乙4は簡単な資格だ」と少しなめてかかっていませんでしたか。
危険物乙4の受験を考えた時、どれくらい難しいのかをネットで調べたのではないでしょうか。
危険物乙4の難易度について次のような情報を目にしたと思います。
「危険物取扱者乙種4類は楽勝だ」
「参考書を流し読みしたら合格できるレベル」
「乙4は国家資格の中でとび抜けて簡単な資格」
そんな意見を信じて「危険物乙4は簡単な資格だ」と思っていませんでしたか?
残念なことに、その考え方が間違いだったんです。
危険物乙4は難しい!

危険物乙4、本当は難しい資格です。
その証拠に合格率は30%前後です。
3人受けたら2人は落ちる資格なんです。
すでに経験済みなのでわかっているはずですが、危険物乙4の試験問題は知識のあるなしを問われるものばかりです。
なので知らないと絶対に解けません。
問題は5択なので、適当に答えても正解する確率は低いです。
さらに「物化・性消・法令」3つの分野それぞれに6割以上の正解率が必要という厳しめの合格基準。
どこが簡単なんだか、わけがわかりませんよね。
危険部乙4は簡単(誤:ウソの情報)
↓
危険物乙4は難しい(正:本当の情報)
ということで、危険物乙4の難易度に対して正しい考え方を持ちましょう。
危険物乙に対する正しい考え方は、
危険物乙4は難しい、難しいから真面目にしっかり勉強する必要がある資格
ということになります。
まじめに勉強すれば合格できる資格
合格率も低いし、やっぱり難しそう・・・だからといって、不安になる必要はありません。
実は合格率30%という数字、合格する気もないのに受験した人も含まれた割合なんです。
まじめに勉強した人が合格する確率はもっとあります。
危険物乙4の合格率と難易度について、実体験からまとめた記事がありますので参考にしてください。
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危険物乙4の合格率を疑え!本当の難易度は?受験してみた感想
危険物取扱者乙種4類は人気の資格です。受験を考えているけど、合格率が30%台と低くて不安に感じるかもしれません。でも合格率の低さには秘密があるんです。まじめに勉強すれば確実に合格する資格だということを説明いたします。
続きを見る
危険物乙4はまじめに勉強すれば確実に合格できる資格です。
前回の試験勉強であなたは「簡単な資格だ」と少し気を抜いていたはず。
大変かもしれませんが、もう一度気持ちを引きしめ直して勉強を進めましょう。
正しい取り組み方で勉強する

危険物乙4は、まじめに勉強したら合格できる資格ですが、条件がひとつあります。
それは、正しい取り組み方で勉強するということ。
間違った勉強法だと、むちゃくちゃ効率が悪く無駄な時間がかかって合格が遠ざかります。
正しい取り組み方のポイント
正しい取り組み方のポイントは次の通りです。
- 覚えていないところを見つける
- 過去問や練習問題を繰り返す
- まとめノートは作らない
それでは順に説明させてもらいますね。
覚えていないところを見つける

危険物乙4は知識暗記型の資格です。
合格点を獲得するためには、合格に必要な知識をいくつも覚えないといけません。
「合格に必要な知識を覚える」ためには「覚えていない知識を見つける」ことが必須。
わかるためにはわからないところを知っておくのは当然のことですもんね。
大変な思いをして勉強する目的はただひとつ、
覚えていなところを見つけるため
なんです(もちろん「合格するため」が大前提の目的ではありますが)。
過去問や練習問題をくり返す
危険物乙4は暗記型の資格なので勉強方法はシンプルです。
問題を解く→間違えていたところを勉強する
のくり返しです。
単純であたり前の方法ですが、これが一番の合格への近道です。
合格に近くづくためには次の流れを繰り返しましょう。
問題を解く
(問題集や練習問題に取り組む)
覚えていないことを見つける
(答え合わせをする)
覚えていないことを覚える
(解答解説や該当ページを読む)
合格に必要な知識の習得
(必要な知識をどんどん増やす)
「問題を解く」ことで「覚えていないことを見つける」ことができます。
覚えていなかったところは解答解説や参考書の該当箇所を読むことで勉強します。
不足している知識がおぎなわれ、合格に必要な知識が身についていきます。
問題を解くときの注意点

問題を解くときの注意点がひとつあります。
解いている時点でわからない問題には印をつけておくようにしましょう。
問題を解く目的は覚えていないところを見つけるためだからです。
わからないけど適当に選んだ答で正解しても「正解=覚えている」にはなりませんよね。
なので、答えがわからない問題には印をつけておきましょう。
問題を解き終わったら、不正解の問題と印をつけた(覚えていなかった)問題の解答解説を読んで覚え直しです。
↓一発合格した勉強法はこちらです。
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【危険物乙4】独学一発合格できる!おすすめテキストと勉強法
まったく予備知識のない文系人間が、1か月半の勉強で危険物乙4に独学で合格した時の記録です。使用テキスト、勉強時間、学習方法などを紹介しています。
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過去問のメリットとおすすめ問題集
ほとんどの資格試験に言えることですが、確実で効率的な勉強法は過去問をくり返すことです。
なぜなら、実際に出題された過去問は、合格のために必要な知識の集まりだからです。
過去問をやるのはメリットしかありません。
過去問をやったほうがいい5つの理由をこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
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資格の勉強法は過去問が重要!やるべき理由と5つのメリット
資格の勉強では参考書も大切だけど過去問(問題集)の方がさらに大切です。私自身の経験から、なぜ過去問が重要なのか、過去問をやるメリットは何かを考えてみました。過去問をやるかどうか迷っている人は本記事を参考にしてください。
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危険物乙4の試験問題は非公開となっていて、公式発表の過去問を集めた問題集はありません。
ただし独自の方法で実際に試験で出された問題を集めている問題集もあります。
そんな「実際に出題された過去問」を集めたおすすめ問題集をこちらの記事で紹介しています。
普通に本屋で買える問題集をピックアップしましたので参考にしてくださいね。
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危険物乙4の過去問はそのまま使いまわし?おすすめ問題集で対策を!
危険物取扱者乙4の資格試験では、過去に出題された問題の多くが使いまわしされているとのこと。効率良く合格に近くづくためには過去問対策が重要ですが、公式過去問題集は存在しません。市販テキストでもできる過去問対策を紹介します。
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まとめノートは作らない
まとめノートは要りません。もし作ろうと思っているならやめましょう。
危険物乙4は暗記あるのみの試験です。
深く掘り下げて理解する必要はありません。
書いてまとめたいことがあれば、参考書や問題集に書き込んだりマーカーを引いたりしましょう。
どうしても「ノートを作って理解を深めたいんだ~」という人は合格した後にやりましょう。
ノート作りには手間がかかるので、はっきり言って時間と労力の無駄。
先に説明した「過去問や練習問題をくり返す」ことに時間をかける方が効率的な勉強法ですよ。
それと、特定の分野が合格点に足りずに受からなかった人は、その分野を中心に勉強しましょうね。
正直にはじめから最後まで通してやる必要はありませんよ。
次の試験に申し込む(タイミングが大切)

次の合格のためにする3つのことのうち2つを説明しました。
- 危険物乙4は難しい資格、だから真面目な勉強が必要
- 合格に近くづくためには正しい取り組み方で効率よく勉強する
次の合格のために最後にもうひとつすることが残っています。
それは、次の試験に申し込むということ。
当たり前ですよね、でも大切なポイントがあります。
合格に必要な知識が身についてから申し込むのではなく、なるべく早いタイミングの受験日に申し込みましょう。
危険物乙4は暗記型の資格なので短期決戦で勉強するほうが効率的だからです。
具体的な勉強期間は1か月から長くても3か月が目安です。
また、近い将来に目標があるほうがやる気を維持しやすいというメリットもあります。
「申し込んだからやらなくては」という気持ちにもなりますしね。
危険物乙4の申し込み開始日は、だいたい試験日の1か月半ほど前からです。
1か月半から3か月先の受験を目ざして勉強を進め、タイミングよく申し込みを済ませるのがおすすめです。
危険物乙4の受験機会は多い
危険物乙4の受験機会はむちゃくちゃ多いです。
ほぼ毎週、どこかの都道府県で試験が行われています(東京都ではほぼ毎週実施)。
危険物乙4はどこの都道府県で受験してもOKです。居住地や勤務先がある都道府県でなくても構いません。
少し足をのばして、日程の合う近隣都道府県で受験してみることも検討してみてはどうでしょうか。
ちなみに、こんなに受験機会が多い資格試験は他にありません。
参考までに有名な資格試験の受験回数を紹介しておきますね。
宅建士→年1回
簿記3級、2級→年3回
ファイナンシャルプランナー3級、2級→年3回
第2種電気工事士→年2回
勉強のやる気を高める方法【手軽&コストゼロ】

危険物乙4は難しいから真面目に勉強するつもり、
正しい取り組み方も理解した、
次の試験にもタイミングよく申し込むつもりだ、
これで合格はもう目の前・・・
でも勉強を続けるのってしんどくないですか~。
自分自身を引っ張ってくれる強い目的が欲しいと思いますよね。
そんなときにピッタリの方法があります。
実際にわたしも試してみた方法です。
通信講座(ユーキャン)の無料資料請求をして、届いた資料を読むという方法がおすすめ。
独学だから通信講座なんかやらないという人でも試してみて欲しい(わたしも独学派です)。
これ、裏技的な方法だと思いますよ(お手軽&無料なので)。
届いた資料では、合格体験記や取得メリットが紹介されています。
これがやる気を高めるのにかなり効きます。
無料だから損はありませんのでぜひどうぞ。
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危険物乙4、ユーキャンへの資料請求が「実は独学に効く」話
危険物乙4の資格取得に役立つ情報はないかと、ユーキャンの無料資料請求に申込んでみました。届いた資料には合格体験記やメリット紹介といったやる気をおこさせるものがありました。モチベーションアップにつながるので参考にどうぞ。
続きを見る
まとめ

合格のためにすること3つをまとめます。
- 危険物乙4に対する正しい考え方を持つ
- 正しい取り組み方で勉強する
- 正しいタイミングで次の試験に申し込む
危険物乙4は難しい試験なので真面目な勉強が必要です。
効果的な勉強法は練習問題や過去問をくり返すこと。
勉強期間は1か月から3か月を目安に取り組みましょう。
試験の申し込みは勉強が完了してからではなく、先に申し込むのがやる気を維持するためにもいいでしょう。
危険物取扱者乙4は年間約20万人もの受験者がいる人気の資格です。
合格すると就職や転職が有利になったり、資格手当が支給される会社もあったりと取得メリットが大きいのが人気の理由。
この記事を読んでいるあなたには「次は合格したい」という気持ちがあるはずです。
その気持ちがあるならば、次に合格するのは簡単です。
合格目ざしてがんばってください。
長々と読んでいただきありがとうございました。