ども、オクラです。
今年最初のIPOは「株式会社識学」です。
1年で最初の新規上場株は、大幅に上昇することが多いので楽しみです。
識学(7049)ってどんな会社
創業から4年弱でのスピード上場
この会社、創業は平成27年3月です。
なんと創業から4年弱での新規上場!スピード出世な会社です。
会社自体もスピード出世ですが、社長の安藤広大氏もなかなかのスピード出世な人物だそうですよ。
社長さん、昭和54年(1979年)生まれの39歳でまだまだ若いです
大阪の超優秀な公立高校、北野高校から早稲田大学へ入学、ラグビー部だったそうです。
卒業後、NTTドコモへ入社(NTTドコモのラグビー部へ所属)→4年で退社→人材派遣会社のジェイコムホールディングス(現ライク・東証1部)へ転職→6年半の在籍中に、最終的にはジェイコム主要子会社の役員になり、全国の営業を統括するナンバー2にまでなったそうです。
かなりのやりてで、バリバリの営業畑の人という印象ですね。
ちなみに、社長さんの経歴に出てくるキーワードですぐに思い浮かぶ有名人がいますよね~。
連想クイズです、「北野高校」「早稲田」「ラグビー部」「やりて」・・・さて誰でしょう?
答えは~
そうです、「橋下徹さん」前大阪市長・元大阪府知事です!
ということで、わたし的には社長の安藤氏が橋下さんと同じようなキャラなんじゃないかと勝手に思い込んでいます。
押しが強くて、弁がたって、そして若干の胡散臭さ(←あくまで個人的な見解です。ごめんなさい。)
識学とは
『新規上場申請のための有価証券報告書』によると、識学の企業理念は、「識学を広める事で人々の持つ可能性を最大化する」ことだそうです。
また、活動目的は「意識構造に着目した独自の理論である『識学』をより多くの人に知り、活用いただくこと」ということです。
同報告書には、
識学
識学とは、人の意識構造を分析し、行動を阻害する誤解や錯覚の発生原因を研究した、当社独自開発の理論をいいます。
とありますが・・・
う~ん、なんのことやらさっぱりわかりませんが、どうやら一般的に流布しているようなものやどこかの学者さんが提唱したものではないようです。
あくまで株式会社識学さん(つまりは、創業者の安藤広大氏)によって考え出されたオリジナルな理論のようですね。
「人の意識構造を分析し、行動を阻害する誤解や錯覚の発生原因を研究した」なんてあるので、もしかして行動経済学のプロスペクト理論を応用したものか?なんて思ったんですが全然関係ないようです。
要するに、何をしてる会社?
この会社、つまりは『識学』という独自メソッドによる組織マネジメントの会社です。
要は経営コンサルタントですね。
株式会社識学さんは「識学」を売る会社、といってもいいかもしれません。
以前、【IPO】チームスピリット(4397)、初値予想してみましたでも同じことを言いましたが、社名と商品名が一緒の会社って、創業者の商品に対する自信や情熱が感じられませんか。
きっと社長で創業者の安藤氏は「『識学』で日本の経営を変えるぞ!」という使命感を持った人なんでしょうねぇ(←あくまで想像です)。
業績など
業績は、のぼり調子で絶好調です。
とはいえ、3年間の実績しかありませんので、これが一時的なものなのかホンマもんなのかは全く判断つきません。
回次 | 第1期 | 第2期 | 第3期 |
決算年月日 | 平成28年2月 | 平成29年2月 | 平成30年2月 |
売上高(千円) | 119,653 | 317,871 | 755,023 |
当期純利益(千円) | 1,880 | △6,682 | 42,255 |
従業員数(人) | 4 | 14 | 32 |
成長性のベースとなる売上高は、倍増以上のペースで増加しています。
2期目の純利益がマイナスなのは、「積極的な広告宣伝及び外注等を含めた新規顧客開拓に対して投資を行っていたため」だそうです。
第4期の第3四半期までの累計は売上高906,587千円、純利益126,735千円となっているようですので、次の決算も増収増益確定です。
将来性
この会社の将来性は、一にも二にもとにかく、「識学」を世の経営者さんたちにどれだけ知ってもらうかにかかっているでしょう。
中長期ビジョンにも「会社を経営するなら、組織を運営するなら、『識学』を当然知っておかないとという位置づけにしていくこと」とありますし。
そのためには、もちろん地道な営業活動も大切ですが、CMや関連図書の出版、TV出演など目立つことが大切かと。
なので、IPOで得た資金は広告宣伝費などに使用するとのこと。
今後、TVCMなどで識学を目にする機会が増えるかもしれませんね~。
『識学』というものが独自のものであるだけに、『識学』そのものの認知度のアップやブランディングが会社の存続自体にも影響する超重要事項でしょう。
結論、将来性は全然わかりません。まったくもって、未知数です!
識学(7049)のIPO初値予想
識学(7049)の想定公募価格は1,640円です。
初値予想は株価3,200円でどうですか。
今年初めてのIPOなので、市場参加者の「買いたい!儲けたい!」パワーが昨年末から溜まっています。
なので、ドカーンと約2倍の予想価格です。
もし仮に、株価3,200円なら時価総額約80億円。
創業3年余りの売上高10億円規模の会社ですが、とにかく今のところ売り上げと利益の伸びが凄いです。それに加えて、公募の当たり枚数が3,795枚と少ないので人気化しそうです。
識学(7049)のIPOスケジュール
識学のIPO、抽選申し込み予定は次のようになってます。
抽選申込期間:2月6日(水)~2月13日(水)
上場日:2月22日(金)
今年の初物でドーンと儲けたい人は忘れずに参加しましょう!
狙い目証券会社
識学のIPO、取扱証券会社は以下のとおりです。
SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券、松井証券、楽天証券、マネックス証券、いちよし証券、エース証券
抽選参加予定の証券会社
この中で絶体はずせないのはもちろん、主幹事のSMBC日興証券
そして次に、ポイント狙いのSBI証券
たぶん当たらないけど、資金不要なのでとりあえず申込んでおくのは松井証券といちよし証券
個人的にはこの手の経営コンサルタント会社さんのことはよく知りません。多分一生お付き合いすることもないでしょう。
でも、IPO的にはとってもとっても魅力的!
この1年のIPOが良いスタートとなるように、最低でも2倍の株価は付けて欲しいです。
そして、なにより当たりますように!
(上記は私見にもとづくものです。投資は自己判断でお願いいたします。)