この記事はこんな人におすすめ
- 小学生のお子さんがいる人
- 子供に勉強を教えているとイライラする人
あなたは、子供に勉強を教えているとイライラしてしまうことないですか?
わたしもかつてはそうでした。
小学生の次女に「勉強、教えて」と頼まれて、勉強を見てあげると、
真剣に聞かない(真面目さがない態度)
すぐに分からないという(生意気な態度)
ちょっと考えただけで問題を解くことをあきらめる(一生懸命さが無い)
教えるこちらは腹が立って、
「もう知らんわ!自分でやり!」
と最後に怒鳴って勉強終了・・・
子供は半泣きで悲しそう、
怒ったわたしも、なんだか自己嫌悪でモヤモヤした気分・・・
そんなことが何度かあり、これじゃあダメだと反省しました。
もしかして教え方が悪いのかな、
それともうちの子は理解力が足りないのかな、
と、ちょっぴり悩んだりしました。
でも、次の5つのルールを決めてから、イライラや不安は無くなりました。
お父さんお母さんの参考になるかもしれませんので、ご紹介させてもらいます。
楽しく学ぶための5つのルール
決めたのは次の5つ、全てそれまでの反省から生まれたルールです。
5つのルール
- わからないのは当たり前だということを肝に銘じる
- わからないからと怒らない
- 正解は求めない
- 親が問題を解かない
- 分かった?と聞かない
自分なりのこのルールを決める以前は、
必死で教えても、なかなか理解してくれなくてイライラして腹が立ったり、
本当に理解しているのかなあと不安になったり、
ということが多くありました。
5つのルールについて
そんなに大した内容のルールではありませんが、順番に説明いたします。
ルール1、わからないのは当たり前だということを肝に銘じる
よく考えたら、こどもにとっては全てがはじめて習うこと、だからわからないのはあたり前です。
この当然の事実を、あらためて再認識しましょう。
そういえば私も子供の頃、算数の「割合の勉強」が全然わらかなくて苦労したなあ~。
父親に教えてもらったんですが、それでも良くわかりませんでした。
「なんでこんな事がわからんかな~」なんてあきれた感じで言われたのを思い出します。
ルール2、わからないからと怒らない
わからないのはあたり前、なのでわからないことに怒る必要はありません。
ルール3、正解は求めない
勉強において大切なのは正解を出すことではなく「考え方を学ぶこと」
そして考え方を学ぶことと同じくらい大切なのは「学ぶことを楽しむこと」ではないでしょうか。
正解だけを追い求めると、応用力が鍛えられません。臨機応変に対応できない人間になってしまうかも。
そんな人、あなたの周りにもいませんか。
マニュアル化された仕事や、ルーチン化された業務は上手くこなせるけど、イレギュラーなことには対処できない人。
子どもの学びにとって、分からないことは全然、オッケー
むしろ分からないことは素晴らしいです。
分からないということが分かる、それが一番大切だと思いませんか。
「分かるとはわからないこととわかることを分けること」という話を聞いたことがあります。
「無知の知」という言葉もありますしね。
自分の理解できていない箇所を知る、知らないという事実を知る、そこから成長がはじまります。
ルール4、親が問題を解かない
これ、すごくありがちなのではないでしょうか。
「宿題がわからないから教えて~」と言われたとき、親が問題を解いて答えそのものを教えてしまうパターンです。
これはやったらだめなことです。
答えを出すところまでやってしまわないように。ヒントや問題を解くうえでの道筋を示すだけにとどめましょう。
間違えてても構いませんよ。「正解は求めない」です。
ルール5、分かった?と聞かない
理解できているかを「わかった?」と聞いて確かめてはいけません
子供は分かってなくても「分かった」と言います。
今、目の前で解いた問題は分かっていても当然です。しっかり考え方まで理解して「分かっている」のか確かめましょう。
その方法は、類題を解かせることです。
わかるとできるはちがうのです。
できるようになるにはやってみることが必要です。
勉強はインプットだけでは完成しません。必ずアウトプットが必要です。
アウトプットとして、同じような問題を解かせてみましょう。
まとめ
もう一度、5つのルールを紹介します。
- わからないのは当たり前だということを肝に銘じる
- わからないからと怒らない
- 正解は求めない
- 親が問題を解かない
- 分かった?と聞かない
これらのルールを決めてから、勉強を教える事が気分的にすごく楽になりました。
そして、次女は劇的に勉強が出来るように・・・
残念ながらそうはなりませんでした。
でも、あまり勉強しない子供だったんですが、自発的に机に座って勉強するようになりました。
分からなくてもいいんだ、正解しなくてもいいんだと思ったら気が楽になったんでしょうか。
「学ぶこと」は楽しいこと、ということを学んでくれたのかな。
父親的にはそうであればとっても嬉しいんですが・・・。