この記事はこんな人におすすめ
- ブラーバの調子が悪い人
- ブラーバのタイヤの皮を自力で交換したい人
床拭きお掃除ロボットブラーバ(Braava)の動きが悪くなりました。
掃除の途中でピーピーと音がして停止してしまいます。
原因はタイヤの劣化と摩耗のようです。
メーカーに依頼せずに自力での交換・修理にチャレンジしてみました。
いろんな素材と貼り付け方を試してみましたが、100均で買ったシリコンシート&弾性粘着剤がベストでしたので紹介いたします。
ブラーバのタイヤの皮を交換したい方は参考にどうぞ。
自力での交換・補修は自己責任でお願いいたします。
ブラーバの不調はタイヤの劣化が原因かも
わが家で一番の働き者はお掃除ロボットブラーバ君、Braava 380Jという電化製品です。
ブラーバ本体に急速充電スタンドとNorthStarキューブがセットになった商品で2016年の1月に購入。
購入してから4年以上になりますが週3、4回ほど使用しています。
ブラーバ君、お掃除途中に赤いランプが点滅してピーピーと音が鳴り止まってしまうことが多くなりました。
特にちょっとした段差やコーナー部分に引っかかったりで停止することが多いようです。
今までピーピー音が鳴って止まるのは、
- 電池の充電がない
- バッテリーが寿命
- タイヤにごみが絡まっている
が原因だったんですが・・・
どれも違うようです。
【ブラーバ】お安い「互換バッテリー」に交換してみたら・・・
床拭きお掃除ロボット「ブラーバ」のバッテリーを交換しました。純正品は値段が高いので互換品にしてみました。おすすめバッテリーと交換方法の紹介です。最終的にどれくらいの期間使えたのかもあわせて報告させていただきますので参考にどうぞ。
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ブラーバを裏返してタイヤをチェックすると擦り切れている箇所が・・・
どうやらこれが原因みたい。
さらによく見てみるとタイヤの皮がすり減ってしまって、周囲のプラスチック部分より低くなっています。
これではグリップ力はほぼゼロだしフローリングも傷つけてしまいそうです。
ということでブラーバのタイヤを交換することにしました。
ブラーバのタイヤの皮の純正品はありません
アイロボット社のホームページで交換用のパーツや消耗品を調べてみましたがタイヤ自体もタイヤの皮もありません。
ググって調べたらAmazonでタイヤの皮が売っていました。
KEEPOW iRobot Braava ブラーバ 380j 390j 380t 320 371j ブラーバジェット240 241 245床拭きロボット用 交...
ただしこれは純正品ではありません。あくまで互換品、代用品のようです。
アイロボット社に電話してみたところ・・・
タイヤ本体、またはタイヤの皮だけを交換できるのか知るためにアイロボットサービスセンターに電話して聞いてみました。
サポートにはユーザ登録が必要ですが、以前ACアダプターがダメになったときに登録済みです。
ブラーバのACアダプターが故障、サポートで無料交換してくれました!
Braava 380JのACアダプターが断線してしまって充電できなくなりました。ところが、ブラーバの純正ACアダブターは単体での発売はありません。サポートセンターにどうすればいいか相談した時の記録です。
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サポート担当者さんからは以下の返事をいただきました。
- タイヤの交換は「メンテナンスパック」というサービスで対応している
- メンテナンスパックの料金はバッテリー交換あり19,294円、バッテリー交換なし12,980円
- 修理期間は10日ほど
- 料金に往復の送料は含まれている
「ネットでタイヤの皮だけ販売してるみたいですが」と聞いてみたところ、
- ブラーバはタイヤの回転数で自分の位置の判断を行うのでタイヤは重要
- 非純正品だとバランスが崩れて電源が入らなかったり、故障の原因なることがある
とのことでした。
ちなみに今回でサポートに電話するのは2回目ですが、アイロボット社のサポートの人はとても感じがいいです。
互換品だと正確に動かない場合もありトラブルの原因となることは理解できます。
確かに「メンテナンスパック」だと安心です。
でも、お値段が高いですよね~。
Amazonに交換用の皮が売っているが高すぎないか
「メンテナンスパック」は高いので互換品のタイヤの皮を使って自力で補修してみることにしました。
でもAmazonで売っているタイヤの皮も結構高い。
ただの細長いゴムなのに、1,000円~2,000円します。
これって100均で売っている素材で代用できるのでは?
ということで、いろんな素材を試してみましたので紹介いたします。
ブラーバのタイヤの皮修理、試行錯誤の道のり
どんな素材を何で貼り付ければいいのか分からなかったので試行錯誤しました。
粘着包帯(不織布)
まずなんとなくタイヤの皮っぽいもので応急処置的に試してみます。
すでに家にあった不織布製の粘着包帯を使います。
ペットのワンコが後ろ脚をペロペロしすぎるので、その防止用に購入したやつです。
これをブラーバのタイヤに巻き付けます。
片側だけセロテープで仮止めして、ぐるっと一周させてピタッと止めます(自己粘着なので重ねれば貼りつきます)。
元のタイヤの皮はそのまま残しています。
両面テープや接着剤で貼り付けるわけでもなく、ぐるっと巻き付けてあるだけの状態です。
結果、しばらく順調に動いていましたが、5分ほどでよじれてはがれてしまいました。
失敗です。
シリコン&両面テープ
柔軟性、耐久性、グリップ力を考えると真っ先に浮かんだ素材がシリコンでした。
100均でシリコン製のものを物色したらいいものを見つけました。
ダイソーで買ったのかセリアで買ったのか忘れましたが、車のダッシュボードに置くシリコンマットです。厚みは約1.5mmあります。
これを15☓150mmにカットします。
実際の長さはもう少し短くていいんですが、巻いてみてから調整するつもり。
元のタイヤの皮はマイナスドライバーを使ってはがします。
シリコンのタイヤの皮を両面テープで貼り付けます・・・
が!
両面テープだとシリコンは全く貼りつきませ~ん。
トホホ。
天然ゴム&両面テープ
両面テープでも貼りついて滑りにくい素材を考えると、思いついたのが天然ゴムです。
ということで100均でゴムバンドの一番太いやつを購入。
ダイソーで買ったワイドゴムバンド(幅21mm)です。
これを15☓140mmにカットします。
140mmだと若干短めなんですが、すこし伸ばしながら巻き付ける魂胆です。
ダイソーで買った強力タイプの両面テープで貼り付けます。
ちょっとつなぎ目に隙間がありますが、いい感じです。
動かしてみると、順調に動きますね~。
でもウェットモードだとゴムと床が擦れる音がします。
キュッキュッ、キュッキュッとうるさいです。
うるさいのを我慢して使っていましたが、3回目ぐらいでやっぱりよじれてはがれました。
スポンジ素材&両面テープ
天然ゴムはうるさいので静かな素材で試してみることにします。
またまたダイソーで買いました。
スポンジ素材のすべりどめシートです。
これは厚みが3mmあるんで心配だったんですが、カットして巻いてみるといい感じですね。
こりずに両面テープで貼り付けています。
動作もスムーズ、音もすごく静かです。
が!
掃除完了後にチェックしたら、つなぎ目の部分が擦り切れていました。
小さな段差を乗り越えたときに引っかかって擦り切れたんだと思います。
耐久性に難点ありですね。
数回使ったらボロボロになる予感がします。
ホームセンターで買ったゴム(粘着テープ付き)
100均じゃなくてホームセンターならいろんなゴム素材があるはずなので行ってみました。
厚み1~1.5mmくらいが理想なんですが、ちょうどいいのはありませんでした。
弾力性や摩擦性を考えてEPDMゴムというのを買いました。厚さは3mmあります。
粘着テープ付きです。300円くらいだったかな。
ちょっと厚みがありすぎて心配ですが・・・
スタートしてすぐに、つなぎ目部分が段差に引っかかってはがれました。
ブラーバのタイヤの皮に両面テープは不向きという結論
とにかく両面テープだと走行中にはがれてしまいます。
強粘着のテープを使ってもはがれます。
素材によっては全く貼りつきません。特にゴム系やシリコンの素材は苦手なようです。
ブラーバのタイヤの皮に両面テープはダメだという結論に達しました(←はやく気づけよ!)。
じゃあ何がいいんだろうかということで、アマゾンで互換品のタイヤの皮のレビューを見てみると「弾性粘着剤」という接着剤がおすすめとのこと。
タイヤ交換の最適解はシリコン&弾性粘着剤
ということで、最初に絶対この素材だと確信していたシリコンを弾性粘着剤で貼り付けることにしました。
購入した接着剤は『セメダイン 貼ってはがせる粘着材BBX』というやつです。
アマゾンよりヨドバシ・ドット・コムが便利です
この商品、アマゾンだと1個だけでは買えません。
アマゾンでは最低購入数が3個でした。
今までいろんなものをアマゾンで買いまいしたが購入数に制限があるのははじめて、ビックリしましたよ。
3個もいらないのでどうしようか迷いましたが、ヨドバシドットコムでは1個で買えました。
なんと500円の商品なのに送料無料でした。そしてお急ぎ便とかじゃないのに翌日届きました。
ヨドバシドットコム、恐るべし。
アマゾンなんていらんかも。
(アマゾンVSヨドバシドットコムについては、おもしろそうなのでいつか調べてみたいですね。)
弾性粘着剤はすごい接着剤
接着剤で貼り付けるので、ぴったりサイズにカットします。
しっかり測って調べたら15×143mmがぴったりサイズでした。
(誤差があるかもしれませんので、自力交換する人は各自で測ってください。)
粘着力を高めるため、接着剤を塗るシリコンの表面を紙やすりでザラザラにしておきます。
弾性粘着剤を付属のヘラで塗り塗りします。
弾性粘着剤はすぐに貼り付けるわけではなく、しばらく放置すると空気中の水分と反応して粘着性が出てきます。
ちなみに説明書には「シリコン表面処理をしたものには固着できない場合があります」と書かれていましたが・・・しっかり貼り付きました。
弾性粘着剤すごいです。
さらにしっかり固定させるため、ブラーバは動作させず2日間放置しました。
タイヤの皮を交換したらブラーバ(Braava)が若返った
結果、わが家のお掃除ロボットブラーバ君、すこぶる快調に動くようになりました!
コーナーの曲がり方とか、むちゃくちゃキビキビ動きます。
苦手だった段差とかもぐいぐい行きます。
なんと、スタート地点に戻ってくるんです。
そうだ、新品の頃ってこんな動きだったよな~、スタート地点にも戻ってきてたよな~
今までタイヤがすり減ってちゃんと動けなかったんだ・・・
ごめんね、ブラーバ君。君の苦しみに気づいてあげられなかったよ(涙)。
ブラーバのタイヤの皮の自力交換、まとめ
ブラーバのタイヤの皮の自力交換、補修をまとめます。
タイヤの皮の素材は厚み1~1.5mmほどのシリコンシートがおすすめ。
なければゴムで代用可能ですが、天然ゴムは床との摩擦音がうるさいです。
接着剤は弾性粘着剤を使いましょう。
100均とヨドバシドットコムを利用すればトータルコスト600円ほどで補修できますよ~♪
最悪動作しなくなることもあるとのことなので自力での補修は自己責任でお願いします。
残った弾性粘着剤は・・・
弾性粘着剤は空気中の水分と反応して固まるので、使い切りだと割り切ったほうがいいかもしれませんね。
ちなみに私はジプロックに入れて保管しています。
<追記>タイヤのゴムが外れました・・・
<2020年9月13日追記>
3ヶ月使ったら、片方のタイヤのゴムが外れてめくれてしまいました。見るとシリコンには弾性粘着剤が全く付着しておらず、タイヤ側に付着していました。
シリコンシート&弾性粘着剤はベストではないようです。
とりあえず再度、弾性粘着剤で処理しました(・・・普通に動いています)。
引き続きベストな素材を探して、本記事にて報告したいと思います。
【ブラーバ】注意!ペットのアレで最悪の失敗してしまいました
家族がみんな出かけた土曜日、ひとりきりののんびりとした時間。お掃除は働き者のブラーバ君にまかせて、ゆったり読書してたら・・・やっちまった大失敗です。ペットを飼ってる家は注意してください。絶対やったらダメな失敗ですよ~!
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