暮らしのヒント

防災用品にモバイルバッテリーを追加、地震で地下鉄停止の体験から

2018年7月28日

大阪北部地震の発生時、地下鉄にて出勤途中でした。

大阪市内の被害は軽微でしたが電車は数時間運行を停止しました。また、電話も一時的につながりにくい状態となりました。

運転再開まで時間がかかりそうだったので、徒歩で会社へ向かいました。

地下鉄停止から徒歩出勤まで、まとめると以下のような行動を取りました。

  1. 地上に出て、スマホでLINE等を使って家族・親族の安否確認
  2. スマホを使って気象庁のHPにて震源地・震度等、地震の状況確認
  3. 徒歩にて会社へ出勤

この時、地震で公共交通機関が停止した場合に必要だと実感したのものは、

スマホ、モバイルバッテリー、歩きやすい靴

です。

この経験から、わが家ではモバイルバッテリーを防災用品に加えることにしました。

その時の記録です。

 

出勤途中に大阪北部地震に遭遇

2018年6月18日(月)の朝7時58分、地下鉄にて出勤途中に地震が発生しました。走行中の車両内に突然、スマホの緊急地震速報が鳴り響きました。

地下鉄は次の駅で緊急停止し、乗客は降車させられました。その後、駅員さんから駅の外へ出るように指示があり、改札から外へと出ました。

地下鉄に乗っていたため、地震のゆれは全く感じませんでした。

駅構内にいても仕方がないので、多くの人が地上に出ていきました。わたしも外に出ました。

LINEで家族の安否確認

家族が心配なのでスマホから嫁さんへ電話しました。携帯から携帯へは繋がりませんでした。

LINEの電話を試すと、あっさりつながりました。

LINEは災害に強い、と聞いていたのですがやはり強かったです。

マンションの高層階なので揺れは大きかったようですが、被害はまったくないとのことです(大阪市南部なので震度3程度でした)。

スマホで気象庁のHPをチェックすると大阪北部が震源地のようです。震度6弱、結構大きな地震です。

次に実家に電話しました。実家は大阪府北部、震度6の震源地の近くです。携帯へも固定電話へも繋がりません。父も母も年配なのでスマホではなくガラケーです。

妹へLINEしてみました。妹は大阪府南部へ嫁いでいます。出勤途中だったようです。妹の方からも実家と連絡がつかないとのこと。

身内の安否が確認できないうちは、駅付近で待機することにしました。地下鉄は地震による緊急停止なので、安全確認ができるまで時間がかかり、当分動くことはないと判断。

もし、自宅や実家が被災していれば会社へは向かわずいったん帰宅しようと考えていました。状況によっては車で実家へ行こうと考えていました。

会社に電話をしてみましたが、繋がりません。上司の携帯や同僚の携帯へも繋がりませんでした。

妹からLINEが来ました。実家は大丈夫とのこと、食器が割れたぐらいらしいとのとです。ひと安心です。

身内の無事が確認できれば会社へ出勤です。下車した駅は自宅と会社のちょうど中間地点です。

LINEは災害時の安否確認ツールとしておすすめ

地震の直後から数時間、携帯から携帯や固定電話へはつながりませんでした。でも、LINEはつながりました。

電話回線がダメでも、インターネット回線は生きているということです。

インターネットは通信ネットワークの一部が断線しても、不通箇所を回避して通信が行えるように設計されています。インターネット上での通信は網目のように張り巡らされたネットワーク上のあらゆるルートを通じて送信可能です。

あるルートが混雑(あるいは不通)していても、別のルートを通じて情報をやり取りすることができます。インターネットは電話回線と比べると災害や通信の混雑に強いと言われています。

LINEはインターネットを利用しています。インターネットに接続されたメッセージ用のサーバを介して会話を行う仕組みになっています。

LINEは元々、災害でも連絡がとれるように、安否確認ができるようにということを目的のひとつとして開発されたアプリだそうです。「既読」という機能は、安否確認のための機能でもあるそうです(メッセージを返信できないような状況であっても、閲覧することによって安否確認となる)。

地震など緊急時に役立つLINEの機能の使い方が紹介されています。


災害時に役立つLINEの活用方法(LINE公式ブログ)

震災時にはスマホが必要、モバイルバッテリーも必要

身内の無事が確認できたので、会社へ行こうと思ったのですが、地下鉄は動きません。最寄り駅は地下鉄のみ。

歩いて出勤することにしました。多分1時間くらいだと想定。この時点で8時50分。

悪いことにスマホのバッテリーが30%くらいしかありません。情報収集や連絡のためにスマホは必要です。バッテリーが切れれば何の役にも立ちません。

出勤時はいつもバッテリーの状態はあまり気にしません。電池残量がなければ会社で充電すればいいだけなので。

とりあえず近くのコンビニへ、単3電池で充電できるバッテリーを買いました。単3電池が3本ついて980円です。

このてのバッテリーは、スマホの電源を切った状態で充電するようで、電源を入れたままでは%があがりません。バッテリー残量は現状をキープの状態で、増えることはありません。モバイルバッテリーと比べるとかなり劣ります。

モバイルバッテリーは防災用具として必要

モバイルバッテリーは旅行やキャンプのとき以外は家に置いたままです。出勤時や普段の外出時に携帯することはありません。

今回の経験で、外出時の被災に備えて1~2回充電可能な小型のモバイルバッテリーを持ち歩くべきだと感じました。帰宅後、わたしと嫁さんの分、2台をAmazonでポチりました。

↓これを購入しました。小さくて軽いのでカバンに入れて持ち歩いても邪魔になりません。

容量は6700mAh、iphone7なら約2.4回分の充電が可能です。手ひらにすっぽり収まるくらいの小ささで超軽量、みかん1個分(124g)の重さしかありません。

 

停電に備えて、最低でも「家族のスマホ台数×1回充電」が可能なモバイルバッテリーを自宅に常備しておくべきでしょう。容量大きめ10000mAhのモバイルバッテリーです。手のひらにすっぽり収まる小型サイズですがiphone7なら約4回分の充電が可能です。Amazonのモバイルバッテリーでベストセラー1位(2018年度上半期)。

 

乾電池で充電できるモバイルバッテリーも備えておくとさらに安心です。充電能力はモバイルバッテリーと比べて劣りますが、停電が長引いて、モバイルバッテリーを使い切った場合でも使うことが出来ます。入手しやすい単3電池式のものがおすすめです。

徒歩で出勤、ウォーキングシューズが欲しい

とりあえず天王寺駅まで行って、公共交通機関の状況を確認してから谷町筋を北上することにしました。

天王寺駅には15分ほどで到着。ハルカスの地下入口付近、御堂筋線改札付近は人で大混雑です。ただし混乱している様子はありません。みんな普通に待っている感じ、整然として冷静です。

地上のJR天王寺駅付近も人で混雑していましたが、みな整然としています。タクシーを待ったり、バスを待ったり。そして、ほとんどの人がスマホを見ています。情報収集したり連絡をとりあったりしているのでしょう。

天王寺から谷町筋を徒歩で北上しました。沢山の人が同じように歩いています。

車の混雑は、普段の様子がわからないので判断できませんが、流れが悪いように感じました。通り過ぎるバスを見ると、車内はすし詰めで満員でした。

ときおりパトカーがサイレンを鳴らして走って行きます。

途中で1件、交通事故を見ました。車対車、軽くオカマを掘ってしまったようです。慌てたのか、なにかに気を取られたのかもしれません。

10時20分頃にやっと会社に到着。結局1時間30分かかりました。

革靴で長時間歩いたため、足がかなり痛くなりました。

通勤途中で被災した場合のために、ウォーキングシューズや運動靴といった歩きやすい靴が必要だと実感しました。

通勤途中に被災し、徒歩で移動しなければいけない状況に備えて、歩きやすい靴で出勤することを考えておいた方がいいようです。

スーツでも違和感のないウォーキングシューズを探してみようと思います。

地震で公共交通機関が停止した場合の帰宅に備えて、職場に運動靴を置いておくとよい、と聞いたことがあります。

逆に、運動靴で出勤して会社でビジネスシューズに履き替えるという方法もありかもしれません。

地震や災害時の行動に関して

被害の状況によってはその場にとどまる方が良い場合もある

今回の地震では幸いなことに、大阪市内の被害は軽微でした。公共交通機関が停止しましたが、多くの人が徒歩で通勤していました。

しかし、仮に大きな被害が発生し、建物の倒壊や火災等がある場合、移動することは危険に巻き込まれる可能性があります。

目的地まで数時間以上歩くような場合や移動途中の安全が確保できない場合など、状況を判断し、その場にとどまることが最善であることもあります。

地震でも会社に行くのは正しい行動なのか

地震で公共交通機関が停止していましたが、わたしの会社でも多くの人が何らかの方法で出勤してきました。「お疲れ様」、「ご苦労様」、「大変でしたね」といった雰囲気です。

状況によっては命にかかわる場合もあるので、このような場合に出勤するとうことが良いことなのかあらためて考えなければいけないなと思いました。

中小企業の場合、社会的な流れに先駆けて防災時のルールを設定するということは難しい側面があります。大企業やお役所関係の行動や条例等に引きずられる形で社内ルールを整備するのが実情です。

地震や災害で公共交通機関が停止したような状況で、出勤することが本当に正しい行動かどうか社会的なコンセンサスをまとめておく必要を強く感じました。

まとめ

地震の際は、自分の身を守るために、

最初の3秒の判断が重要、

最初の3分を生き延びることが大切

と言われています。

地震の揺れを無事に回避したあとは、最初の3時間で情報収集や余震への備え、周囲の安全と安否の確認をする事が必要だそうです。

そして、もしも被災の状況が深刻であった場合に備えて、最初の3日間を過ごせるだけの備蓄をしておく必要があるそうです。

自分や家族の身を守ること、2次災害に備えること、支援が開始されるまでの食料や飲料水を備蓄しておくこと・・・

それらは防災に関する大きな備えです。

今回感じたものは、最初の3分が無事であった後に必要な小さな備えです。

スマホとスマホのためのバッテリー、歩きやすい靴の3つのツール、身近なものですが見落としていました。

わが家では、とりあえずモバイルバッテリーを防災用品のひとつに加えました。

地震は突然やってきます。

大きな備えや小さな備えとあわせて、地震はかならず起こるのだという心構えも忘れないようにしたいと思います。

この記事がみなさんの防災対策に少しでも参考になれば嬉しいです。

 

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