この記事はこんな人におすすめ
- 引き戸が重いと感じている人
- 戸車を交換したい人
脱衣所の引き戸がとにかく重い。もうかれこれ5年近く重いまま。
原因はわかっているんです。引き戸の車輪にゴミがからまって、動かない・・・それが原因。
修理するのが面倒だし、そんなに開け閉めしないので放置していたんですが、このたびやっと交換いたしました。
いや~、むっちゃ簡単に交換できました。
扉がスルスルと気持ち良く軽快にレールの上を滑ります。
もっと早くやっとけばよかった~!
ということで、引き戸の戸車を交換した時の記録です。
最近、引き戸が重いなあと感じている方は参考にどうぞ。
戸が開けにくいのは精神衛生上よろしくない
引き戸が重くなったのは5年ほど前のことです。
わが家にやってきたワンコが子犬なのであちこちにおしっこを・・・
引き戸のレールの上でもやってしまって、そのまま開け閉めしたので車輪部分にゴミがからまり付きました。
あんまり重いので、戸を外して戸車部分を確認したらやっぱり、たくさんの毛がからみついていました。
頑張って毛を取ろうとしたんですが、全く取れず。戸車を交換しようと近所のホームセンターに買いに行ったんですが、ちょうどいいのが見つからずに断念。
当時、娘たちはまだ小学校低学年、お風呂に入る時もあんまり脱衣所の戸を閉めることが無かったのでさほど不便も感じませんでしたが・・・
さすがに中学生になると、件の引き戸はお風呂タイムには閉められるようになりました。
んで、わが家の脱衣所へのアクセスなんですが、2wayなんです。廊下からも台所からも入れるようになってます。
重たいのは廊下側の引き戸です。
彼女たち、廊下側の引き戸を閉めて、出るときは台所側から出ます。
なので、風呂に入る時は重~い引き戸を開けなきゃいけません(お父ちゃんは一番最後に入らないといけない謎のルールがある)。
むっちゃストレス~、戸車の交換を本格的に決意いたしました。
引き戸が重ければ戸車を疑え
あらためて説明いたしますが、大きくて重い引き戸には車輪がついています。床にレールがあるやつはだいたい車輪付きです。(レール不要の吊り戸と呼ばれる吊り下げ式のものもあるそうです。)
その車輪ですが戸車という名前です。
引き戸が重くなる原因は、だいたいこの戸車らしいです。
戸車は車輪なので消耗品です。築10年以上経過していて戸が開きにくいなら、戸車を疑った方がいいそうです。
経年劣化で車輪の回転が悪くなったり、車輪自体が破損したり、わが家のようにゴミがからまり付いていたり・・・
とにかく、「引き戸が重い!」と感じたら戸車が一番の容疑者です。
戸を外して確認してみた方がいいでしょう。
戸車の交換【写真あり】
戸車を交換した時の手順を紹介いたします。
戸車を確認
まず、扉をはずして戸車のサイズを確認します。
戸を外すのは襖(ふすま)を外すのと同じ要領です。
少し上に持ち上げてレールから戸を浮かせながら下の方を手前に引っ張るようにすると外れます。
襖と違って重たいので注意してください。
扉を寝かせて(または安定した台の上に置く、横にして壁に立てかけるなどして)、戸の下の戸車を確認します。
回転が悪くなっていたら要交換。
車輪の直径や、戸車の外形サイズをチェックします。
戸車を購入
戸車には種類があります。
V型、平型、丸型などです。
わが家のはV型というやつでした。
床に溝があるタイプです。溝の名前がVレールというのでV型なんでしょうね。
どうしてVレールというかというと、断面がVの字だからです。
下が購入した戸車のパッケージです。車輪は直径30ミリでした。
購入したのは戸車が2個と釘がセットになったのもの。Amazonで買いました。
プライム会員なので、送料も入れて407円。
なんか、申し訳ないくらい安いです。
必要な道具
大した道具は要りません。
使用した道具は下記の3つ。
- マイナスドライバー
- ペンチ
- 金づち
これらは、戸車を釘で打ち付けた場合に必要な道具です。
ネジを使うならドライバーのみでいいでしょう。
写真のペンチとドライバーは電気工事士受験用の高いやつですが、100均のとかでも全然オッケーです。
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戸車の交換手順
注文した戸車が届いたら、戸車を交換します。
簡単に交換できます。
step.1 戸を外して交換の準備
戸を外して作業しやすいように台の上に寝かせます。
わが家はオットマン(小さな足のせソファー)がふたつあったのでそれを利用しました。
こたつやちゃぶ台のような小さなテーブルでもいいかもしれません。
倒れたり戸が足の上に落ちたりしないような安定している台であればオッケーです。
そんなもんないぞ~という人は横にして壁に立てかけてください(重いので倒れないように十分注意ですよ)。
床や壁を傷めてしまいそうな場合はバスタオルや毛布などで養生する工夫を忘れずに。
戸が作業しやすい状態になればいよいよ交換です。
step.2 戸車を外します
はじめに、戸車を打ち付けている釘を抜く作業。
マイナスドライバーを戸車のすき間に挟んでテコの応用で少し浮かせます。
すると釘が少し浮いてペンチでつかめるようになるはず。
ペンチで釘をつかんでグリグリして抜きます。
(写真では、木を傷めないようにテコの支点部分に紙をあてています。)
ちなみに、釘ではなくネジで戸車を固定している場合はネジにあったドライバーを使用して外してください。
step.3 新しい戸車をつけます
古い戸車が外れたら新しい戸車を取り付けます。
車輪がセンター位置に合うように注意しながら取り付けてください。
釘ならばかなづちで、ネジならばドライバーでしっかりと固定しましょう。
扉を外してから戸車の交換まで、15分もあれば作業は完了いたします。
新しい戸車なので、引き戸がスルスル~。気持ちよく開きます。
注意点
作業してみて感じた注意点をまとめます。
扉は結構重い
外した引き戸はかなり重たかったです。
わが家のワンコが7kgあるんですが、それと同じくらいか少し重たいくらいに感じました。
家が狭いので扉の取り回しが窮屈
普通のマンションだと廊下が狭いので戸が壁や床に当たりそうになります。
なおかつ戸が重いので取り回しが大変です。
なにがしかの作業台が必要
戸車を釘で固定する場合にはかなづちを使うので、ある程度の高さのある台に乗せないと作業しにくいかと思います。
まとめ:一刻も早く、交換すべし
重くなった引き戸の戸車を変えたら感動的な快適さになりました。
軽く力を入れるだけで、スルスル~、バン!引き戸がバンと閉まる音なんて久しぶりに聞きました。
あらためて車輪こそ人類最大の大発明だと気づかされましたよ~。
最近、戸が開けにくくなったなぁと感じたら、まず戸車を疑いましょう。
そして、戸車が犯人なら、一刻も早く交換いたしましょう。
カンタンで安価に快適さを手に入れることが出来ますよ♪
おまけ:やっぱり原因はゴミでした【閲覧注意】
わが家の引き戸が重くなったのは、戸車に大量にゴミや毛がからまっているのが原因でした。
下が証拠写真です。(気持ち悪いのでサムネール化し、なおかつぼかし入りです。クリックでポップアップします)
2つ付いている戸車のうち、上が手前側で下が奥側のものになります。
手前側のごみの量、すご過ぎです。ワンコのおしっこ、恐るべし!