この記事はこんな人におすすめ
- 英検準2級の2次試験を受ける人
- 2次試験当日の具体的な様子を知りたい人
英検準2級の2次試験を受けてきました。
英検の1次試験はリーディング、ライティング、リスニングの試験でした。
2次試験は面接による試験、スピーキングと英語でのコミュニケーション能力のテストになります。
一応、簡単に対策はしたつもりなのですが、終わってみれば不甲斐ない思いの残るものとなりました。
試験当日の具体的な流れと気付いた注意点、試験後の反省点を紹介します。
2次試験の受験会場はプール学院
わたしの2次試験の受験場所はプール学院でした。大阪市生野区にある私立の女子校です。
(受験地の選択は大阪の「天王寺周辺、近鉄奈良線・大阪線沿線」としていました。)
最寄りの駅はJR環状線の桃谷駅になります。プール学院は桃谷駅から徒歩5、6分。

JR桃谷駅からは徒歩5分ほど
受験生はまず全員控室にて待機します。
控室は大きなチャペルでした。さすがミッションスクールです。
とってもきれいなチャペルで、立派なパイプオルガンもありました。
写真を撮りたかったんですが、携帯電話は電源を切って紐付きの小さな袋に入れて封をして首から下げないといけません。
(試験会場内での電子機器の使用は禁止されています。)
なので、スマホは受験終了まで使用できず、写真撮影はできませんでした。
会場到着から面接開始まで
会場到着後から面接開始までの流れを順を追って紹介します。
会場へ到着
会場へは集合時間の15分前に到着。
受験票には遅刻厳禁とありましたので、余裕を持って試験会場へ到着するようにしましょう。
今回の受験会場は土足禁止でした。用意してきた上履きに履き替えました(スリッパと脱いだ靴を入れる袋を持参しました)。受験票に土足禁止、上履き持参と注意書きがありましたので、しっかりスリッパを準備していきましたよ。
会場によって様々な注意事項があると思いますので、事前にしっかり受験票を読んでおきましょう。
会場へ到着すると、まず受付で受験票を確認してもらいます。
受付の人から携帯(スマホ)を入れる袋を渡されるので、スマホを入れて封をして首からぶら下げました。
控室で待機
控室に入室(プール学院は前述したとおり、大きなチャペルが控室でした)。
机の上にすでに面接カードが置かれていました。面接カードに必要事項を記入します。
面接カードへの記入には黒の鉛筆またはシャープペンシルが必要です。筆記用具は忘れずに。
面接カードへの記入内容は以下のとおり。
- 氏名を漢字およびローマ字で記入
- 生年月日を記入、マークシートでも記入
- 受験地番号と受験番号を記入、マークシートでも記入
2次試験の採点基準
面接カードの裏面は面接官が採点するためのものですので記入してはいけません。
採点内容は、
- 「問題カード記載の英文の音読」が5点満点
- 「問題カード記載の英文に関する質問への答え」が5点満点
- 「問題カード記載のイラストAの動作説明」が5点満点
- 「問題カード記載のイラストBの状況描写」が5点満点
- 「任意の質問への答え」が5点満点
- 「任意の質問への答え」が5点満点
- アティチュード(態度)が3点満点
となっていました。計33点ですね。
この控室でしばらく待機することになります。待機時間は到着した順番によって違います。
(ぐるりと見まわしてみても、私のような中高年の受験者はいないようでした。)
スマホはしばらく我慢しよう
実はこの面接室での待機中にスマホをいじっている人がいたんですが、特に注意はされていないようでした。
試験会場内では電子機器の使用は禁止されているので、試験終了までスマホはしばらく我慢した方が無難かと思います。
会場で配布されていた受験者心得および二次試験会場受験票に以下の記載がありました、試験失格となることもあるので、携帯・スマホの会場内での使用は控えましょう。
・試験会場内での携帯電話・スマーフォンの、その他全ての電子機器の使用は一切禁止です。使用した場合には、理由のいかんにかかわらず失格になります。
「準2級 二次試験 受験者心得」より
・試験会場内での携帯電話等電子機器の使用を一切禁止します。理由のいかんにかかわらず、携帯電話等を使用した場合には試験を失格とします。
「二次試験受験票 注意事項」より
面接の順番
控室に座る順番は到着した順番です。受験番号順ではありません。
そして、面接を始める順番も到着した順番となります。
先に来た人から順番に面接が始まります。早く終らせて帰りたい人は早めに行くのが良いでしょう。
ちなみにわたしの受験票には9:15集合と記載されていました。わたしは集合時間の15分前に到着しましたが順番的にはちょうど真ん中くらいでした。
9:15分の回に集合した人は全部で200人ほどでした。
多分、一番早い人と一番遅い人では面接開始時刻に1時間近く差がでるかと思います。
今回のわたしの場合は30分ほど控室で待機していました。
(この後、面接が終わったのが10:15でしたので集合から終了まで約1時間かかったことになります。)
(控室で待機している時に次回の時間帯と思われる人たちが入室してきました。試験は時間をずらして何回かに分けているようですね。)
トイレに行く場合は控室で待機している間に済ませておいてください。この後、面接室の前へ移動するのですが、移動後はトイレに行く時間はなさそうですので。
面接室の前へ移動
控室でしばらく待っていると、係の人に呼ばれて何人かずつで面接する部屋の前へ移動します。
面接室の前では5人ほど椅子に座って待機するようになっています。
自分の順になると係の人に「次の方どうぞ」と言われます。
ここから面接開始となります。
面接開始(入室から退出まで)
面接の流れを具体的なやり取りも含めて説明します。
入室
ドアをノックして「May I came in ?」と言ってから入ります。
これは言う必要があるのかないのか、そして採点に含まれているのかは不明です。
他の人もそうしているので「May I came in ?」と言ってから入るのが無難でしょう。
面接室前で待機する際のアドバイスがひとつあります。
しょうもないことかもしれませんが、前の人がドアを開けて出てくる様子をちゃんと観察しておいた方がいいでしょう。
ドアの種類(引き戸、開き戸)、押すのか引くのかどう開くのかを前の人が出てくる様子を見て確認しておきましょう。
自分が入室するときに、一瞬「ん?どうやって開けんの」って焦りますので。
(プール学院の教室はガラガラ~と横に開く引き戸でした)
具体的なやり取り
受験者:<ノック(2回または3回)>
受験者:「May I came in ?(入っていいでしょうか?)」
面接官:「Please come in.(どうぞお入りくください)」
受験者:<入室>
あいさつ、面接カードを渡して着席
入室してすぐに、面接官から「hello」と挨拶されるのでこちらも「hello」と返事をします。
面接カードを渡すように言われるので、渡します。
椅子に座ってくださいと英語で言われます。
「Thank you.」と言って着席します。
具体的なやり取り
面接官:「Hello.(こんにちは)」
受験者:「Hello.(こんにちは)」
面接官:「Can I have your card, please ?(あなたのカードをいただけますか?)」
受験者:「Yes, Here you are.(どうぞ)」
面接官:「Thank you. Please have a seat.(ありがとうございます。どうぞお座りください。)」
受験者:「Thank you.(ありがとうございます)」<着席する>
あいさつ、名前と受験級(グレード)の確認
着席後、あいさつをします。
面接官から自己紹介があります(名前が紹介されます)。
名前を聞かれるので自己紹介します(自分の名前を伝えます)。
受験級の確認がありますので答えます。
簡単なあいさつのやり取りをします。
具体的なやり取り
面接官:「Good afternoon/mornig.(こんにちは/お早うございます)」
受験者:「Good afternoon/mornig.(こんにちは/お早うございます)」
面接官:「My name is Hideo Yamada. May I have your name , please ?(私の名前はヤマダ ヒデオです。あなたのお名前を教えていただけますか?)」
受験者:「My name is Taro Okura.(私の名前はオクラ タロウです)」
面接官:「Mr.Okura ,this is the Grade Pre-2 test , OK ?(オクラさん、これは準2級のテストですがよろしいですか?)」
受験者:「OK.(はい)」
面接官:「Mr.Okura, how are you today ?(オクラさん、今日は調子はいかがですか?)」
受験者:「I'm fine.(良いです)」
面接官:「Good.(それは、良かったです)」
問題カードの黙読と音読
面接官より問題カードが手渡されるので受け取ります。
※問題カードには4~50ワード程度のパッセージ(英語の長文)と2つの図(イラストA、イラストB)が印刷されています。
面接官の指示に従って、問題カードに書かれているパッセージ(長文の問題文)を20秒間黙読します。
面接官の指示に従ってパッセージを音読します。
具体的なやり取り
面接官:「OK, Let's start the test. This is your card.(それではテストを開始しましょう。これがあなたの問題カードです。)」
受験者:<カードを受け取る>「Thank you.(ありがとうございます)」
面接官:「First, please read the passage silently for 20 seconds.(まず最初に、パッセージを20秒間黙読してください)」
受験者:<パッセージを黙読する>
面接官:「Now, please read it aloud.(それでは声に出して読んでください)」
受験者:<パッセージを音読する>
5つの質問
No.1、No.2、No.3の質問があります。
No.3の質問と答えのやり取りの後、問題カードを裏返して置くように言われますので裏返します。
No.4、No.5の質問があります。
No.5の質問と答えのやり取りの後、問題カードを返却するように言われるので返却します。
具体的なやり取り
面接官:「Now, I'll ask you five questions.(それではこれから5つの質問をします)」
<質問No.1:音読したパッセージの内容に関する質問>
<質問No.2:イラストAに関する質問、様々な行動をしている人物が描かれているので、5つの行動を答える>
<質問No.3:イラストBに関する質問、イラストに描かれた人物の行動の状況説明をする>
面接官:「Now, Mr.Okura , please turn over the card and put it down.(では、オクラさん、カードを裏返して置いてください)」
<質問No.4:自由質問、問題カードのトピックス(話題やテーマ)に関連した質問>
<質問No.5:自由質問、問題カードのトピックス(話題やテーマ)に関連しない任意の質問>
面接官:「All right, Mr.Okura. This is the end of the test. Could I have the card back, please ?(オクラさん、これでテストは終わりです。カードを返してもらえますか?)」
受験者:「Here you are.(どうぞ)」
面接官:「Thank you.(ありがとうございます)」
カード返却と退出
試験終了を告げられますのであいさつをして退出します。
具体的なやり取り
面接官:「That's all. you may go now.(これで全て終了しました。退出しても構いませんよ)」
受験者:「Thank you.(ありがとうございます)」
面接官:「Goodbye. Hava a naice day.(さようなら。良い1日を)」
受験者:「You, too. Bye.(あなたも(良い1日を)、さようなら)」
以上で2次試験はすべて終了です。
面接にかかった時間は5~6分くらいだったと思います。
会場出口付近に携帯・スマホを入れておいた袋を返却する(捨てる)箱があるので返却します。
英検2次試験の反省点、課題
わたし自身の反省点をいくつかあげてみます。
No.1の質問:パッセージに関しての質問で how で聞かれたのに、becouse で答えた
No.1はhow(どのようにして)またはwhy(なぜ)で質問されるかの2パターンしかありません。
答える際のパターンとしては、
how → by ~ing で答える
why → because ~ で答える
となります。
No.3の質問:必要な英単語が出てこなかった
No.3ではイラストBの状況を英語で描写します。
その時、「犬が汚れている」の「汚れた(dirty)」の単語が出きませんでした。まったく出てこなかったので、「waste(無駄な)」と言ってしまった。
どうしても単語が出ないことがあるかもしれませんが、沈黙してしまうのが一番よくないそうです。とにかく何か答えて前向きにコミュニケーションした方がいいようです。
No.5の質問:一般的ではない答えをしてしまった。
No.5は任意の質問に対して答えます。
花火大会についての質問でした(あなたも花火大会に行きますか?的な質問でした、多分)。
わたしは「家で花火を見る」と答えたが、よく考えたら家から花火を見る状況は一般的ではなかったので、変な答えになった。
(実際はわが家はマンションの高層階なので、ベランダから花火大会を見ることが出来ます。実力不足なので、それを英文では説明できない。)
ステップアップへの課題
面接中は、何度も返事に詰まりました。変な答えも多かったと思います。面接官はけげんな顔をしていました(ように感じました)。
英会話なんて30年ぶりです。もちろん、英語での面接試験なんてはじめてなのでかなりしどろもどろになってしまいました。
世間ずれしたアラフィフなので、緊張したりはしないのですが、不慣れな状況で答えがまったく出てきませんでした。
正直言って、頭の中真っ白状態のまま何とか答えをひねり出し、コミュニケーションをとろうと努力しましたよ。
試験後はかなりの自己嫌悪。
今後、2級へステップアップするには英会話の練習は必須だと感じました。
これからの学習・練習として以下のことを考えています。
- 英作文が瞬間的にできるようになる
- 頭で考えながら英語にする訓練をする
- 使えるフレーズをたくさん覚える
- 英会話を経験する、習うより慣れろ(最近はネットでも英会話教室があるらしい)
2次試験、面接の対策
英検準2級の2次試験、面接の概要と対策ポイントをさらに具体的に詳しくまとめているので参考にしてください。
-
英検準2級、すぐできる!2次試験・面接対策のポイント
英検準2級の2次試験は面接方式での試験となります。いったいどんな内容なんだろう、準備しておくことはないのかなと不安ですよね。2次試験の概要と面接対策のポイントをまとめてみました。覚えておけば役立つポイントです。参考にどうぞ。
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おまけ、隣の小さな子の話
余談ですが、控え室で待機中、隣には小さな女の子が座っていました。
机に出していた受験票をチラ見したら、小学5年生。受験票から切り離していなかったので成績部分も見えました。
なんと!一次試験の成績は1580点で英検バンドGP2+11です。2級合格レベルでの合格です。
(ちなみちわたしは英検バンドGP2+6での一次試験合格)
テキストを読んでいたんですが、使い込んで汚れたテキストでした。
しっかり勉強しての合格、すごいなぁ。
おっちゃんも負けずに頑張るぞ~!と元気をいただきました。ありがとう。
英検対策ができる!おすすめオンライン英会話

英検は英語の「読む・聞く・話す・書く」4技能が問われる試験です。
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準1級までは頑張ったら取得できるけど、1級ともなると生半可な努力では無理です。
実際、学校の英語の先生でも準1級なら沢山いますが1級は少数派です。
英検1級は英語マニア、英語オタク、英語漬けじゃないと取れません(・・・らしいです)
講師自身が英検受験者だったのでもちろん英検対策は得意中の得意です。
なんと、英検の優秀賞、国連英検特A級などを持つ「スペシャル講師」も在籍しているとのこと。
凄いです。
最大のメリットは日本語が通じることではないでしょうか。
日本語が通じるメリット
- リラックスできる
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- 質問に日本語で答えてもらえる
- 文法を教えてもらえる
英会話を学ぶ場合、初心者だといきなりの外国人講師は無茶苦茶ハードルが高いです。
(・・・というか恐怖かも)
実はわが家の娘たちも某大手オンライン英会話を試したことがあるんですが、いきなりの外国人教師で一言もしゃべれず、1回だけでやめてしまいました(・・・トホホ)。
外国人講師だと敷居が高くて「怖い」英語ですが、日本語講師だと英語が「楽しい」になりますよ。
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