すこやかに老いるための筋トレ~『百歳まで歩く』の理論と実践

投稿日:2018年3月25日 更新日:

赤ちゃんの足

歩くのは年齢に関係なくとても大切なことです。歩けばいろいろな出会いや発見があります。歩くのはとても楽しいことです。外を歩けば変化を感じる楽しみがあります。

足を悪くしたのをきっかけに急に老け込んでしまう人は多いですよね。

できれば、年をとっても自由に歩けるようでいたいです。そんなのぞみのヒントのために1冊の本を読みました。

書評『百歳まで歩く―正しく歩けば寿命は延びる!』

『百歳まで歩く―正しく歩けば寿命は延びる!』(田中尚喜著、幻冬舎)を読みました。

難しいことは書かれていません。すごく読みやすいです。1時間で読めました。

これ、筋トレの本です。

筋トレ本と言っても、筋肉モリモリを目標とするウェイトトレーニング本や若い頃のスタイルを目ざすようなダイエット本ではありません。

習慣的に筋力を維持向上していこうという筋肉習慣のための筋トレ本なんです。

年をとっても健やかな生活を送るために、どうやって筋力を保つかが述べられています。40代からの人のため、中高年以降向けの本です。

筋肉に関する理論的なお話しと、実際にどんなトレーニングがあるかが紹介されています。トレーニングにはイラストが添えられているのでひと目でわかります。

「遅筋(ちきん)」をキチンとトレーニング

人間の筋肉は約400もの部位があるそうです。

そして、筋肉は持久力があってゆっくり動いて疲れにくい「遅筋(ちきん)」と瞬発力があってすばやく動くけれども疲れやすい「速筋(そっきん)」からできているそうです。

「遅筋」は柔軟性がありケガをしにくい筋肉です。また、「遅筋」は「歩く、立つ、座る」といった日常の基本動作の中心となる筋肉です。

この「遅筋」を無理なく鍛えていくことが中高年以降の人には大切なのです。

筋肉は鍛え続けないと減っていく

筋肉は貯金(筋)できません。

「若い頃にスポーツをしてたっぷり鍛えてあるから大丈夫!」は間違いです。筋肉は継続的に動かし続けないと減っていきます。

また、年とともに筋肉の付き方も変化していきます。筋肉の付き方がかわるので、当然、トレーニングのやり方も年令によって変化します。

本書では中高年の筋肉の付き方に応じたトレーニングが紹介されています。

大切なのはトレーニングを続けること、そして無理をしないこと

中高年にとって大切なのは、筋肉を鍛えることではありません。筋力を維持したり回復したりしていくことが大切なのです。

よく「1日1万歩は歩きなさい」などと言われますが、ほんとうは1万歩も歩く必要はないそうです。

これは「健康のために1日300カロリーを消費する運動を行いましょう」→「300カロリーを消費する運動=ウォーキングに換算すると1万歩」と逆説的に導き出されたことばのようです。

1万歩かなくては!と無理なウォーキングを続けて足を痛めてしまっては本末転倒です。

本来は無理のないトレーンングを日常的に続けていくことが大切なんです。

そのためにはこの本で紹介されているような、日常的に続けていけるシンプルで負担の少ないトレーニングが有効ではないでしょうか。

肩こりと腰痛にお悩みの方にもおすすめ

著者の田中尚喜(たなか・なおき)さんは理学療法士で東京厚生年金病院のリハビリテーション室技師長をされているそうです。

世界水泳選手権に日本選手団のチームトレーナーとして帯同されたこともあるそうです。

実務で日々経験されているからこそでしょうか、本書はとても理論的で実践的なんです。著者が治療にたずさわった実例も多数紹介されてるので、読んでいて納得感があります。

腰痛や肩こりといった中高年にとってよくある悩みについても、原因とトレーニングによる解消方法が事例とともに紹介されています。

肩こりと腰痛の理論と実践、これだけでも読む価値を感じる人は多いはずです。

目次の紹介

目次の紹介です。(大項目のみ)

1 今、本当に必要な「筋肉づくり」
2 実践しよう!年代別筋力向上トレーニングプログラム
3 実践・筋肉別の筋力回復トレーニング
4 腰痛・膝痛の再発予防トレーニング
5 姿勢、歩き方を見直して「筋肉づくり」

「図解」版もあります

わたしが読んだのは文庫版でしたが、「図解」版というのも最近発行されたようです。さっそくAmazonで注文しました。

これから百歳まで、しっかり実践していくつもりです。

 

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