この記事はこんな人におすすめ
- 簿記3級に興味がある人
- 簿記3級を勉強中の人
- 勉強に行き詰まりを感じている人
日商簿記3級を独学で勉強し受験しました。
頑張って勉強をしたんですが、不合格でした。
あらためて次の回に再チャレンジし、無事合格となりました。
簿記に関してはまったくの素人でした。仕事で使うこともありません。アラフィフなので記憶力も若い時と比べるとかなり低下しています。
そんな未経験者が一度落ちてから合格するまでの道のりをまとめ記事にしました。
巷にあふれている「○○日で合格!」のようなかっこいい内容ではありません。
どちらかというと失敗談に近いかも。落ちたからこそ学んだことを記事にしています。一味違った合格体験記です。
なぜ日商簿記3級を受験しようと思ったのか
まず、どうして簿記3級をとろうと思ったのか。一番の理由は、60歳までに定年後に役立ちそうな資格を取っておこうと考えたからです。
その他の理由としては以下のとおりです。
・誰でも知っている資格を取りたい(履歴書に書いても大丈夫な資格)
・子供に勉強している姿を見せるため(全然勉強しない子供たちにやる気を起こさせたい)
・子供が大きくなって遊んでくれなくなったので休日にすることがない
・趣味の株式投資に役立つかもしれない(お小遣い程度の投資額です)
準備~テキストや電卓を選ぶ
勉強開始にあたってのテキスト選びでは、なるべくわかりやすい本を選びました。
なるべくわかりやすいテキストにした理由
簿記初心者なので無理せず簡単なテキストにした。難易度高めで詳細に書かれたテキストはカッコいいのですが、理解できなければ意味がありません。
テキストは実際に書店に行き、数種類を見比べてから購入しました。ページ数の多くないものを選びました。
ページ数の多くないテキストにした理由
過去の資格試験での勉強の経験から、テキストは1回通読するだけでは不十分だと考えたので。何度も読み返すために、ページ数が少なく読みやすいテキストを選びました。
電卓はコスパ重視で選びました。
コスパの良い電卓にした理由
試験に使うだけなのであまり高いともったいない。でも安すぎて使いにくいのでは意味がない。なので経理業務でも使えそうだけどできるだけ安いもの、という観点でチョイスしてみました。
電卓の使い方のテキストも購入しましたがこれはほとんど利用しませんでした(電卓の使い方まで勉強する時間的余裕がなかった)。
メモリー機能などの電卓の使い方を知っていると計算の効率があがるそうです。でも、知らなくても全然大丈夫でした。
↓↓実際に購入したテキストや電卓はこちらの記事にて紹介しています↓↓
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簿記3級独学取得、勉強の準備開始
簿記3級に挑戦 本日より次の資格の勉強を始めました。 今度は簿記3級にチャレンジしてみるぞ! 受験日は11月19日(日) ちょうど1ヶ月後です。 用意したものはテキストと電卓 メインのテキスト 『みん ...
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簿記の勉強方法
本格的に勉強を始める前に、「そもそも簿記とは何か」を知るため『ホントにゼロからの簿記3級』という本を読みました。
初心者向けで読みやすい本です。簿記の入門書としては最適だと思います(但しKindle版しかありません)。
具体的な勉強方法は、
テキストを読む→テキストの問題を解く→間違えた部分を理解する
以上のくり返しです。
テキストの問題では足りないような気がしたので予想問題集を購入ました。
予想問題集はかなり難しく、てこずりました。
後で気付くのですが、予想問題集ではなく過去問題集をやるべきでした(理由は後述する別記事に詳しく書いています)。
勉強中は、多くの帳簿があるので記入方法のパターンを覚えるのにすごく苦労しました。
↓↓受験9日前の弱音です↓↓
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簿記3級を勉強中、想定外に難しい。◯◯表関係がわからん。
簿記3級、思った以上に難しい。なめてました、ごめんなさい。 簿記3級、試験日まで残り9日です。 試験は来週日曜日(11月19日)。今日は金曜日(11月10日)。 全然わからなくて、かなり ...
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試験日までに50時間以上は勉強したんですが、自信はありませんでした。
↓↓受験前日の途方に暮れた様子(500字ほどの短い記事です)↓↓
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簿記3級、試験前日。やっぱりわからん。
簿記3級の試験前日に思うこと 明日、11月19日(日)は第147回簿記3級試験です。わたくしオクラ、受験いたします。 たぶん玉砕、いまだにわからんとこだらけなので。 先週の土日は、たっぷり17時間勉強 ...
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簿記3級、受験体験記
受験してみた感想は、
問題を解く時間が足りない
でした。これに尽きます。
試験内容に関してはさほど難しさは感じませんでした。
時間が足りず、見直しが全くできなかったことを後悔しました。
↓↓1回目の受験の時の記事です↓↓
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簿記3級、受験してきました。難しくないけど落ちた。
肌寒い晴天の日曜日、日商簿記検定試験3級を受験 11月19日(日)、第147回日商簿記検定試験3級を受験してきました。 受験申込時に受験地は大阪南地区を選択。受験場所は住吉商業高校でした。 自宅からは ...
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残念ながら試験結果は不合格でした。
↓↓1点足りずに落ちたました。69点で不合格(200字ほどの短い記事です)↓↓
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簿記3級、やっぱり不合格。あの~もう1点、どうにかなりませんか?
本日、第147回日商簿記検定試験3級の合否発表日です。 ネットから合否結果が検索できます。 会社の昼休みにチェックです。 受験番号と生年月日を入力して、クリック。 じゃ~ん。   ...
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失敗から学んだ正しい勉強法
1回目の受験で、時間が足りないということは練習が足りないんだということを痛感しました。
その反省から書かれた記事がこちらです。
予想問題集ではなく過去問題集をやるべき理由もこの記事に書いています。
自分の失敗が誰かの役にたつようにと、かなり気合を入れて書きました。
↓↓合格するために必要なものは何かを考えた記事です↓↓
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簿記3級は過去問と問1が超重要!後悔しないための2つのポイント
簿記3級に独学で挑戦しました。一生懸命勉強したんですが落ちました。不合格になった原因を分析したので、ぜひ参考にしてください。これから勉強をはじめる人、不合格になったけど原因が分からない人、今の勉強法に自信が持てない人におすすめです。
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1回目の受験の反省から、過去問をたっぷりやりました。
簿記3級は過去問と問1が超重要!後悔しないための2つのポイントにも書いていますが、簿記の勉強は、帳簿への記入方法の訓練がメインになります。
そのためにはやはり、
テキストを読む→テキストの問題を解く→間違えた部分を理解する
ことのくり返しと、
過去問題をたっぷりとやることが必須です。
ちなみに、仕訳は勉強をやっていると自然に覚えます。
過去問をたっぷりやると間違えやすいところが見えてきます。
自分自身の間違えやすいポイントは、他の人の間違えやすいポイントでもあるのではないかと考えて記事にしました。
↓↓簿記3級のつまずきポイントの紹介記事です↓↓
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【簿記3級】過去問やってわかった、間違えやすいつまずきポイント
簿記3級の勉強で過去問題をやりました。わたし自身の間違えやすいポイントを記録しておきます。試験直前のチェックにご利用ください。
続きを見る
独学を続けているとやる気が低下することがあります。そんな時に有効な裏ワザを見つけました。
↓↓簿記3級のやる気を復活させる無料の裏ワザ↓↓ 簿記3級の資格取得に役立つ情報はないかと、ユーキャンの無料資料請求に申込んでみました。届いた資料には合格体験記やメリット紹介といったやる気をおこさせるものがありました。モチベーションアップにつながる方法です。 続きを見る
簿記3級、ユーキャンへの資料請求で「独学へのやる気をアップさせる」無料の裏ワザ
簿記3級、再受験
前回の受験からさらに約50時間ほど独学で勉強して2回目の受験に挑みました。
リベンジの気持ちでメラメラ燃えてたんですが、気負い過ぎたのか受験後の感想は、
「思ったよりできなかった、また落ちたかも・・・」でした。
↓↓2回目の受験の記録↓↓
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簿記3級、再挑戦してきました。また落ちた?今度も当落線上なのだ!
日商簿記検定試験3級を再受験 2月25日(日)、第148回日商簿記検定試験3級を受験してきました。第147回で1点足らずに落ちたのでリベンジです。 受験地に大阪南地区を選択。受験場所は大 ...
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↓↓結果は、無事合格でした(200字ほどの短い記事です)↓↓
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【簿記3級】第148回の合否結果は、意外なことに!
本日、第148回日商簿記検定試験3級の合否発表日です。 ネットから合否結果が検索できます。 お昼休みに会社のPCからチェックです。 受験番号と生年月日を入力して、クリック。 おお~! や ...
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知らなくてできなかった問2以外は全問正解でした。
やはり過去問題集をやり込むというのは超重要ですね(これは他の資格や検定、また受験でも同じでしょう)。
簿記3級の独学で必要なこと
これから簿記3級をはじめる人やすでに勉強中の方へ、
「簿記3級は簡単だ!」なんていう人もいますがそういう声は無視しましょう。
「最短○○日で合格できる」などの勉強法もネットで見かけますが信用しすぎないほうがいいでしょう。
はっきり言って、簿記3級は難しいです。
仕訳の理屈や計算自体はそれほど難しくはありません(電卓も使えますしね)。
簿記の難しさは、様々な帳簿類や積算表・試算表への記入方法を覚えなければいけないという部分にあります。
たくさんのパターンを覚えるのが大変なんです。
いくら仕訳の論点が理屈でわかっていても帳簿への記入ができるわけではありません。そこが簿記の難しさの原因です。
簿記においては「わかる」と「できる」は別物です。できるためには「やってみる」ことが必須なのです。
そのためには、過去問題にじっくり取り組み、帳票類への記入方法を何度も訓練しないといけません。
70点で合格なので70点とれる勉強法でオッケー、というような甘いものではありません。
合格を確実なものとするためには、過去問題で最低90点はとれるようしておく必要がある、というのがわたしの実感です。
まとめ
簿記の資格は履歴書に記載しても恥ずかしくない立派な資格です。
簿記の知識は社会人であれば必ず役立つ素晴らしい知識です。
努力は決して無駄にはなりません。これで完璧だ!という気持ちで試験にのぞめるようにがんばりましょう。
とにかく過去問題をたっぷりやる!これが合格への王道です。
長々と読んでくださってありがとうございました。
↓簿記での経験を活かしてファイナンシャルプランナーも受験してみました FP3級を受検しました。独学で勉強してのチャレンジです。どんなテキストを使ってどれくらい勉強したか、受験当日のようすはどうかなどを紹介した受験体験記です。これから勉強をはじめる方や受験前の方は参考にしてください。 続きを見る
FP3級を受検、難しいけど合格しやすい?不思議な試験でした